ある日、島尾は部下に読ませる本を借りに、
島でたった一つの小学校を訪問。
そこにいたのがミホで、
ミホは小学校の先生だった。
なるべくして二人は恋仲に。
しかし、
1945年8月13日、
島尾にとうとう 出撃命令がくだった。
ミホは彼が出撃したら自決するつもりで、
剣をもち、身をきみよめて浜辺で待機。
しかし、14日の夜の出撃はなく、
翌15日に持ち越された。
(特攻戦は夜襲が原則)
もう、みなさん、お気づきでしょう。
8月15日は「玉音放送」が流され、
天皇による詔勅があって、
敗戦が知らされた日である。
帝国軍部が いかに混乱していたか、
想像できるでしょう。
かくして 島尾は「遂に出発は訪れず」に
なってしまったのです。
戦後、島尾とミホは結婚。
一男一女をもうけますが、
ちょっとした出来事で、ミホは精神に異常を
きたす。
数奇な運命で結ばれた二人ですが、
その行く末は『死の棘(とげ)』状態になります。
ここでは、ちょっとした出来事には触れませんが、
梯(かけはし)久美子著『狂うひと』には
詳しく記されています。
これも名著です。
島でたった一つの小学校を訪問。
そこにいたのがミホで、
ミホは小学校の先生だった。
なるべくして二人は恋仲に。
しかし、
1945年8月13日、
島尾にとうとう 出撃命令がくだった。
ミホは彼が出撃したら自決するつもりで、
剣をもち、身をきみよめて浜辺で待機。
しかし、14日の夜の出撃はなく、
翌15日に持ち越された。
(特攻戦は夜襲が原則)
もう、みなさん、お気づきでしょう。
8月15日は「玉音放送」が流され、
天皇による詔勅があって、
敗戦が知らされた日である。
帝国軍部が いかに混乱していたか、
想像できるでしょう。
かくして 島尾は「遂に出発は訪れず」に
なってしまったのです。
戦後、島尾とミホは結婚。
一男一女をもうけますが、
ちょっとした出来事で、ミホは精神に異常を
きたす。
数奇な運命で結ばれた二人ですが、
その行く末は『死の棘(とげ)』状態になります。
ここでは、ちょっとした出来事には触れませんが、
梯(かけはし)久美子著『狂うひと』には
詳しく記されています。
これも名著です。