一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

桜桃忌 その1

2020-06-18 10:03:21 | 読書


       サクランボ(桜桃)の季節ですね。

       桜桃といえば「桜桃忌」(6/19)、
       太宰治の命日(遺体が発見された日)です。

       全国から太宰ファンが集まり、
       若者の多いところから”青春巡礼のメッカ”
       と呼ばれることも。

       太宰治(明治42~昭和23) 38歳没。
       若くして自死したのでした。

       青森県津軽郡金木の大地主・津島家の生まれ。
       父は県知事、衆議院議員、多額納税による
       貴族院議員をつとめる地元の名士。

       津軽家の広大な敷地には鉄道が走り、
       銀行、病院などもあって、
       「金木の殿様」と呼ばれていた。

       もちろん、子ども一人一人に乳母と子守がつき、
       津軽家の子弟は実際の成績に関係なく、
       すべて「甲」だったという。

       ではなぜ、
       何一つ不自由がなく、裕福な家庭に育った太宰が、
       身をもち崩し、自殺までするようになったのでしょうか。