サクランボ(桜桃)の季節ですね。
桜桃といえば「桜桃忌」(6/19)、
太宰治の命日(遺体が発見された日)です。
全国から太宰ファンが集まり、
若者の多いところから”青春巡礼のメッカ”
と呼ばれることも。
太宰治(明治42~昭和23) 38歳没。
若くして自死したのでした。
青森県津軽郡金木の大地主・津島家の生まれ。
父は県知事、衆議院議員、多額納税による
貴族院議員をつとめる地元の名士。
津軽家の広大な敷地には鉄道が走り、
銀行、病院などもあって、
「金木の殿様」と呼ばれていた。
もちろん、子ども一人一人に乳母と子守がつき、
津軽家の子弟は実際の成績に関係なく、
すべて「甲」だったという。
ではなぜ、
何一つ不自由がなく、裕福な家庭に育った太宰が、
身をもち崩し、自殺までするようになったのでしょうか。