昨年、
東京である方に取材の約束があり、
やや緊張していたため、
家をちょっと早めに出た。
最寄りの駅で降り、
時計をみると１０分ほど余裕がある。
駅前のショッピングセンターのお菓子売り場へ。
（手土産でも、と思ったのである）
買物を済ませてレジへ。
そこであわてた。
みなレジ打ちだけして、
お金は（自分で）別の機械に入れて
支払うのである。
えっ、ナニナニ？
一瞬パニックになったが
（時間がぎりぎりだったこともあり）
奥のコーナーが普通のレジだったこともあり、
並びなおしてようやく精算を済ませた。
これは完全なるキャッシュレス化では
ないかもしれないが、
世の中はどうやら、
その方向に進んでいるらしいのだ。
雑誌などでは
「キャッシュレス化に乗り遅れるな」
といった記事があおっている。
政府も２０２５年には、
キャッスレス決済の目標を、
現在の２倍の４０％まで引き上げる
提言を発表したそうだ。
先日、整体院で、
「スーパーがすべてキャッシュレス化したら
どうする」
という週刊誌の記事もみた。
キャッシュレス化というのは、
クレジットカード、または
電子マネー、あるいは
スマホによる精算のこと。
答えは、
（年代にもよるだろうが）
親切に教えてくれるならＯＫ、
という人も意外にも多かった。
ただし、
急かされるのでなく、
１つか２つのコーナーで、
スタッフがいて教えてくれるのなら
という条件付きである。
たしかに
財布に小銭を入れておくこともなく、
便利かもしれない。
アナログの私だが、
ネットで買い物したり、
ちょっと大きな金額を払う場合は、
クレジットカードを使う。
（先日、車のメンテナンスでタイヤを
替えたり、バッテリー交換などで
１０万円弱の金額。持ち合わせが
無かったのでカード決済にしてもらった）
だけどーー、
なんだかなあ。
「電子化で人がアホになる」
なんて無いだろうか。
そのうち、
お賽銭もスマホで納めたりして……。