さだまさしの
♪ 坂のある町
ではないけれど、
鎌倉は坂道が多い。
以前住んでいた所は平たんな平野部だったので
引っ越してきたときには閉口した。
それが住んで6年半、いまやUP、DOWN は
当たり前で、平たんな道が物足りないほど。
裏の鎌倉山(といっても住宅地)を登れば
由比ヶ浜と右前方には江の島が見える。
歩こうと思えば歩ける距離だ。
家の前方はなだらかな坂道となっていて、
スーパーや図書館、病院等々、
気晴らしには周囲の森林を歩き、
日常の生活には坂道をたったか下る。
(帰りは当然、上り坂になる)
しかし、今はいいが、もっと年老いて身体が
弱ったときどうするか。
それを心配しないわけではない。
ところが、先日、新聞に
「坂道の街は糖尿病リスク減」
という記事が載っていた。
緩やかな坂がある地域の高齢者は平らな地域に
くらべ、重い糖尿病になるリスクが減るというのだ。
坂道のある街は知らないうちに運動量と筋力が増え、
血中のブドウ糖が消費され、血糖値の上昇が抑え
られるというのである。
もちろん、坂道をいやがって外出をひかえれば
元も子もないことだが。
やはり、先のことを心配するより、
現状をたのしんでせっせと歩くことか。
※ 坂道に咲いていた花ショウブ