一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

N女とは?

2017-03-18 14:33:59 | 雑記


        「N女」とは何か。

         歴史好きの「歴女」
         理系の「リケ女」
         山すきな「山ガール」
        とも違う「N女」。

        こんな言葉が生まれたのは3年ほど前のこと。
        定義でいうとこうか。

        『NPO(非営利組織)から営利企業まで社会貢献
        分野で働く女性たち』

        「N女の研究」を昨年出版したノンフィクション作家
        の中村安希さんによるとこうだ。

        「幼稚園から英才教育を受けたお嬢さまではないが、
        成績はよく、公立から大学、就職とエリートの道を
        進みながらも、自分の力を出世や金もうけに使って
        いいのかと、常に葛藤している人たち」

        彼女たちは一度は一般企業に就職して、
        がむしゃらに働いた経験があり、やがて疑問をもつ。

        大卒後、大手総合商社で働いたYさんはこういう。
        「当初は海外の不動産投資にやりがいもありましたが、
        上司をみて、40になってあんな風にはなりたくない、
        結局、富裕層に利益にしかならない偏った資本主義で
        社会にとってどんな価値があるのかと思い、会社を
        辞めました」

        つまり、
        大手企業でずっと「なんぼもうかるか」で動かされて
        きた自分に気づき、ほとほと嫌気(いやけ)がさした。
        そして、「この事業で社会がどう変わるか」という
        視点で物事を見始めた、ということか。
        
        決して
        「人を助けたい」
        といった夢をひけらかさない。
        転職や企画が成功してもそこにとどまらず、
        「一度きりの人生の次の目標」
        を常に考え、かなり先を見ている。

        もちろんNPO法人に移れば、
        これまでのキャリアを捨て、
        おまけに収入がこれまでより大幅に下がる。
      
        それでも、有能な女性ほど、
        社会的価値を求める傾向にあるらしい。

        たしかに、TVなどで見る働く女たちが生き生きと
        輝いているのはこうした女性に多いような気がする。

        しかし、これはほんの一部。
        まだ数少ないから希少でTV番組で取り上げられる
        のかもしれない。

        願わくば、
        女たちも男性と同じく社会で同様に規制なく働いて
        欲しい。
        これこそ男女共同参画なのだから。


        ※ 昨日、早朝の散歩で見た真っ赤な太陽
          巨大なホオズキのようだった。
          スマホでうまく撮れず、知人が送ってくれた。