今朝方、洗濯物を干しているときにウグイスの
初鳴きを聞いた。
ずぼらな私は昨春はいつだったか記録もしていな
いが、やはり早春のイメージにぴったりではある。
ここ2~3日暖かい日が続いたからか。気の早いのが
「待ってました~」とかなんとかいって意気揚々と
舞台に出てきた感じで、笑ってしまう。
こちらに越してきてはじめて分かったことだが、
ウグイスといっても、どんどん入れ替わる。
早いのもいれば、5月過ぎて、「まだ大丈夫です
か~」と恥ずかしそうに出てくるのもいる。
同じウグイスがずーっと鳴いているわけではなく、
運よくパートナーが見つかって巣づくりがはじま
れば、選手交代して2番手、3番手が登場するのだ、
きっと。
私は子供の頃から晩稲(おくて)だったせいか、
ませた(早熟の)ウグイスより、ぐずぐずしてやっと
間にあった!というようなのに親近感をおぼえる。
感情入れ過ぎ、って笑われるだろうけど。
そういえば、鳴き方も優雅にさえずるのから、ぼんや
りうっすらささやくのや、セッカチなのと……決して
一通りではなく、十人(鶯)十色なのです。
どんな鳴き方であろうと、縄張りあらそいには相違な
いのですから、多分、ウグイスの世界も生存競争が
きびしいのではないかと思ってしまいます。
私、まだ「梅にウグイス」の光景は見たことありません。
仕方なく花札で代用させていただきました。