この間から「船を出すのなら9月」とつぶやいている
のだが、まだ夏を引きずっていて、その気にならない。
♪船を出すのなら9月~
中島みゆきの歌である。
私はずっと、何かにチャレンジしようとしている大人の
女性の応援歌と思っていた。
ところが「人を捨てるなら9月」とあって、びっくり。
つまり男と女の話で、「誰も皆、海を見飽きた9月」に
こっそり男も捨てようという話なのだ。
まさか「男を殺して、夜の海に捨てにいこう」という
わけでもあるまい。
(そう思っている人は多いらしい)
9月という月は夏と冬の境界にある。
燃えあがった恋も冷める(確かに!)
その9月に沖へ船を出して、恋人の思い出も捨てにいこ
うというわけである。
♪船を出すのなら9月 誰も見ていない星の9月
人を捨てるなら9月 人は皆 冬の支度に夢中だ
海に逃げるなら9月
知らぬ間に夜が誘いをのばしてる~
古くなった恋なんか、捨ててしまえ。
いま捨てたとしても何の影響も与えない。
そして新しい恋を見つければいいのだ。
やっぱりぐじゅぐじゅして踏みきれない女への応援
歌ではないか。
目下、捨てたい男も、拾いたい男もいない私にはあまり
関係ない話だけど。
今日も暑かった。
写真は北海道から送られてきた初秋の映像。