大型連休も終盤、ここ何年かは混雑がいやで外出
も連休中は避けるのが習慣のようになっている。
まあ、仕事現役のときは連休でもなければ遠出は
できなかったのだが……。
今はむしろ、TVのニュースの渋滞をみて、それから
疎外されている身がうれしくてたまらない。
家の近くにある市民農園、
連休にもかかわらず(だからというべきか)、停年
退職したらしき男性、主婦らしき人が黙々と土いじ
りをしている。
2~3坪に区切られた土地をわが城のように守って
いる光景……。
まさに春耕(しゅんこう)の季節、自分で作った
野菜はどんな不格好でもおいしいに相違ない。
しかし、それだけではなく他の効用もあるのだろう。
「耕す」という言葉は「田返す」から変じたのだという。
土を掘り返して種をまき、芽が出る新鮮な驚き……、
実際はそんな単純なことではないことが分かってくる。
虫もつくし、雑草も生える。
百姓の子に生まれたくせして雑草も虫もコワ~イ私は
とてもできない。物臭でもある。
だから、ときどき遠回りして農園の様子を見るだけ。
ただ見るのが好きなのです。
「畑はいつもきれいな色と よい風の吹いている
卓子(たくし)である」
と書いたのは詩人の佐藤惣之助であった。
卓子とはテーブルのこと。
も連休中は避けるのが習慣のようになっている。
まあ、仕事現役のときは連休でもなければ遠出は
できなかったのだが……。
今はむしろ、TVのニュースの渋滞をみて、それから
疎外されている身がうれしくてたまらない。
家の近くにある市民農園、
連休にもかかわらず(だからというべきか)、停年
退職したらしき男性、主婦らしき人が黙々と土いじ
りをしている。
2~3坪に区切られた土地をわが城のように守って
いる光景……。
まさに春耕(しゅんこう)の季節、自分で作った
野菜はどんな不格好でもおいしいに相違ない。
しかし、それだけではなく他の効用もあるのだろう。
「耕す」という言葉は「田返す」から変じたのだという。
土を掘り返して種をまき、芽が出る新鮮な驚き……、
実際はそんな単純なことではないことが分かってくる。
虫もつくし、雑草も生える。
百姓の子に生まれたくせして雑草も虫もコワ~イ私は
とてもできない。物臭でもある。
だから、ときどき遠回りして農園の様子を見るだけ。
ただ見るのが好きなのです。
「畑はいつもきれいな色と よい風の吹いている
卓子(たくし)である」
と書いたのは詩人の佐藤惣之助であった。
卓子とはテーブルのこと。