『源氏物語』千年紀にちなんで紫式部ならぬ
ムラサキシキブを。
小さな紫色の丸い実を晩秋に群がりつける。
そのつつましやかな優美さから『源氏物語』の
作者にちなんでつけられたというが、平安時代
は何と呼ばれていたか。
おそらく雑木の一つとして見向きもされなかった
のではないかという。
別名:ミムラサキ
冷たしや式部の名持つ実のむらさき
長谷川かな女
渡されし紫式部淋(さび)しき実
星野立子
女等は声深めゆき実むらさき
加藤知世子
(11月1日朝日新聞参照)
宮廷ではひたすら目立たないようにふるまって
いた紫式部だが、この実とリンクするだろうか。
千年紀にちなんだサイトを追い追いリンクする
つもりです。
PS) このブログを読んだ友人が教えてくれました。
ムラサキシキブは「紫珠(しじゅ)」ともよばれ
ることを。
花言葉は「聡明」とか。
さらにこんな歌もーー
むらさきしきぶ かざせば空と まぎりけり
草間時彦