今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

栗の渋皮煮

2012年10月13日 | 「う」のひきだし

実りの秋です。

今年も栗を沢山いただきました。大きくて、重みのあるのをより分け、渋皮煮を作りました。
今年で三年目になりますが、試行錯誤してようやくベスとかなというスタイルができました。




 きれいに洗って、水から栗を煮て沸騰したらすぐ火を止めて少し冷まします。煮すぎると栗の実が柔らかくなりすぎて、渋皮が破れやすくなります。





 渋皮を傷つけないように注意して剥いていきます。私は「くりくりぼうず」という栗剥きを使っていますが、慣れないうちは刃の当て具合とか力の入れ具合で、「あっ!」となります。傷つけてしまった栗は煮ても ぼろぼろになりますので、あきらめて栗御飯用にします。我が家では渋皮煮を煮た日は栗ご飯、ということになっております。

 剥いた栗をひたひたの水と重曹を入れたお鍋でぐらぐらさせないように煮ます。





 すぐあくが出てきて、真っ黒の汁になります。10分くらいで火を止め、少しずつ水を入れ替えながらまだ水が温かい状態で、栗を指の腹でやさしくなでて余分な繊維やすじをとります。

を3回か4回様子を見ながら繰り返します。

 ゆで汁が少しきれいなワイン色ぐらいになってきた頃、砂糖を入れます。一度に入れずに味を見て2・3回に分けた方が良さそうです。

 そうして20分ほど弱火で煮て、私は一晩そのまま置きます。明くる日また砂糖を足して汁を煮詰める感じで煮ます。
 このとき香り付けに洋酒を入れます(好みです)

 栗にてりが出てきたら完成です。




渋皮の状態になったら、栗はいつも水の中に漬かっている状態にします。
煮るときはぐらぐらさせないように気をつけます。

以前は甘露煮を作っていましたが、どうしても形がくずれてしまってうまく行かないので、以来渋皮煮ばかりです。
剥くのが結構手間取りますが、剥いてしまえば後は結構他のことをしながらやれます。






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捨てない主義で「布」生活

2012年10月12日 | 「本」のひきだし

ブクログより


どれもこれもやってみたいものばかり。

とってある布で、あれもやりたい、これも作りたい、と思いはふくらむばかり。
はじける前に早く作らないと。

折り紙バッグ・・・いらないハンカチをぺきぺき折って縫って、ヒモを通して巾着のできあがり。
お気に入りだった服を四角に切ってためておいて、パッチワークで多目的カバーを作る。時間かかりそうだけれどやってみたい。

傘の生地で防水のバッグ・・・作ったことある。
ワイシャツでエプロン・・・・作った。
Tシャツを小さく切ってちょいふき雑巾・・・いつもやってる。

私もなかなかやるなぁ。
こんなだから、古い衣類もなかなか捨てられず、増えていくばかり・・・断捨離宣言したの誰でしたっけ?


捨てない主義で「布」生活 / 八田尚子
★★★★★




今朝の庭

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10月りゅう座流星群とユーミン

2012年10月10日 | 「暮らし」のひきだし

今朝の庭 


10月りゅう座流星群のピークが10月8日の午後8時ごろ、ということで7時45分頃から北西の空を見上げていました。
が、あいにく薄い雲が切れずに星は見えず、30分ほどで引き揚げました。

昨夜も同じ頃やはり見に出ました。他の方角は結構星が見えるのに、北西の空はぜんぜん・・・
ぼ~と見ていたらふっと急にユーミンが聞きたくなりました。
「10月りゅう座流星群」この聞き慣れない星は以前は「ジャコビニ流星群」と呼ばれていました。ジャコビニの方が好きですね、私は。なんだか神秘的で。

それでユーミンの歌でありましたよね、「ジャコビニ流星の日」とかあと天体もの?で「14番目の月」とか。
星の観測は切り上げてCDを探しました。「ユーミン シングルス 1972~1976」しか見あたらず、その中には二つとも入っていませんでした。
しかしいつの間にか、CDラックの中は落語に占領されて、音楽のは隅っこで小さくなっていました。

CDにあわせて歌っていると(全部未だに覚えていて少し感動)「短かったけどひとつ見えたで」と清吉が帰って来ました。
「えっ、雲が切れたん?」と慌てて見に行きましたがやはり暗い・・・

私、目が悪かったんです、めがねをかけて見るべきでした。
でも久しぶりにユーミンの歌で青春時代にタイムスリップできてよかったぁ。


話は変わりますが、本日10月10日は、私の中では今でも「体育の日」です。
8日や9日に体育の日だと言われてもピンときません。何でもかんでも合理的だか何だか知りませんが、安易に変更して欲しくないですね。





本日のおべんとう。栗ご飯のおにぎり。

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卵をめぐる祖父の戦争

2012年10月05日 | 「本」のひきだし

ブクログより


祖父が作家である孫に戦争体験を語る、という形で物語は進められる。

舞台は1942年、ドイツ軍に包囲されたレニングラード。
泥棒の罪を着せられた祖父と脱走の罪を着せられた軍人が、ある少佐が提示したひとつの課題をこなしたら罪を問わないといわれる。
その課題とは・・・少佐の娘の結婚式に焼くケーキに使う卵を一ダース一週間以内にどこかで調達してこい、というもの。

ちょっとちょっとおじさん、孤立状態のこの街で市民はもはや食べるものもなく、おおぞましいことを始める輩もでてきたというこの非常時に結婚式のケーキ?卵ですか?

いつの時代も一市民というのは弱くて、どんな理不尽にも耐えなくてはいけない。

かくしてコンビを組んだふたりは卵探しに出かけていく。
この後はまるで童話か昔話のような手法で、

ふたりが歩いていると、人食い鬼に追いかけられました。
やっと逃げてしばらく行くと、雪の中に身ぐるみはがされ、お尻の肉を削られた親子が息絶えていました。
どんどん行くと、森の中に明かりの付いた小さな小屋を見つけました。
というような。

のどは渇いてお腹は空いて、足は棒のようになり、飛び交う銃の弾をかいくぐりながらの極限状態で交わされるふたりの会話、その下ネタ満載の軽妙な会話はまるで漫才を聞いているかのよう。
笑ってしまうけれどやっぱり悲しい。戦争は悲しい。

結末はホッとするやら、腹立たしいやら。
でも最後の最後のオチ、えっと驚いてそしてにんまり。


卵をめぐる祖父の戦争 / デイヴィッド・ベニオフ
★★★★☆



☆おまけ☆


ブクログより

チビちゃんに借りてきた絵本、なんとこちらも卵を探しに行くお話。

王様に王子が誕生したので、お祝いに国民全員に玉子焼きをふるまうことになり、鶏の卵では小さすぎて追いつかないので、ぞうの卵をさがしてこい!と言う指示を受け、家来が国中を探しに行くと言うお話。

ぞう、ぞう 卵を抱いてるぞう。歌いながらさがすのですが・・・

2冊とも、エライ人の命令には逆らえない、という滑稽で理不尽なお話です。

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