今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

ロスジェネの逆襲

2014年02月10日 | 「本」のひきだし

ブクログより




あ~~面白かったぁ。
去年ドラマを見て、その理不尽な結末に悶悶としていましたが、この一冊で胸がす~としました。

シリーズの3作目で前の2冊はまだ未読なのですが、ただドラマの続きが知りたいために先に読みました。

「人事が怖くてサラリーマンが務まるか!」と言ってのける半沢直樹、今回もやってくれました。
新しい出向先で、理不尽な親会社の仕打ちに猛然と立ち向かう半沢の信念とは「正しいことを正しいと言えること、世の中の常識と組織の常識を一致させること」
簡単なようで実はとても難しいことです。

そして「どんな場所であっても、また大銀行の看板を失っても輝く人材こそ本物だ」と言う頭取の言葉も胸に響きます。
そういう頭取だから半沢も信頼してついて行けるんでしょうね。
もうこの話は一応これで完結なのかな。そういう終わり方ですね。

ドラマは堺雅人や及川ミッチーのキャラが際立ち、強烈でしたが小説の半沢直樹は少しイメージが違う気がしましたので、とりあえずそれらは頭から追い出して、ストーリーに没頭しました。
親会社と子会社の敵対、企業買収の駆け引き、まさに生き残ったもの勝ち的な展開に呆れながらも、こんなことは実社会でも似たようなことは日常茶飯事に起こっているのでしょう。傍目で見る分にはこんなに面白いことは無いのですが、当事者にしてみればまさに生きるか死ぬかなのです。


ロスジェネの逆襲 / 池井戸潤
★★★★★








チビちゃん連れスキーに行ってきました。今年は場所を変えてジャム勝へと思っていましたが、諸事情を考慮してやっぱり、鷲が岳になりました。連続3回目。。。



3度目にして、雲一つない快晴に恵まれました。暑かった~

平成26年1月31日~2月1日(晴れ)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする