小石川後楽園
とまりぎ
中央線の飯田橋駅と水道橋駅の間、後楽園球場のすぐ隣にある庭園が小石川後楽園だ。水戸徳川家の江戸屋敷の庭として造られた当時のままの姿を残しているのは貴重である。
梅雨は明けたが、降ったり止んだりの合間に移動して、あまり濡れずに歩いた。 過去に何回か入ったが、真ん中には池が作られ、北側には山を配し手入れが行き届いており、四季の変化が楽しめる。
奥の方には田んぼもできていて、大都会のなかにあるとは思えない田園の雰囲気をつくりだしている。近くの会社の会議室で会合があり、ここへ案内されたことがあった。
そのときは全員で十名を超えた程度の人数だったが、端から端まですべてを回って景色の変化を楽しんだものだ。まだ景気が良いころだったから、皆に精神的なゆとりを感じていた。最近の不況はなかなかゆったりと楽しめないのが残念だ。