プロパガンダ=特定の思想をヨイショして民衆を扇動する人のこと
去年の交通事故死亡者数は10年連続で減少しているとか。
ニュースなどの発表では
警察の取り締まりが功を奏したと
もろ手を挙げて警察万歳である。
さて
本当に取締りに効果はあったのだろうか?
答えは
【否】
だ
かなり前に
警察発表の罠
と題してブログに書いた。
以下当時の記述
悪質な警察官が、交通違反の不当取締りを正当化しようとするときによく使う文言として、
「徹底した取締りの積み重ねが死亡事故を減らした」
という寝言がある
┐(´ー`)┌
まず大前提として、死亡事故を減らしたと主張するならば、
それは『妥当な取締り』の功績であって、『不当取締りの側』からとしては発言権さえ無い。
そして何より耳障りなのが、あたかも取締りのみによって死亡事故が減ったかのような物言いである。
視野狭窄と無知から派生する妄言なら、社会の害にならない限りは論拠破綻者と一笑に伏せるが、明らかに間違った主張に基づいての自己正当化なら迷惑以外の何者でもない、それとも、ちゃんと現実を知ってるけど情報統制でもやって、都合の悪いデータは出さないのか?
どっかの事故みたいに…
というわけで、きちんと交通事故の死者が減った理由を考えてみよう。
まずは車の進化である、性能面の進化としては、ヘタなドライバーでもちゃんと止まれるブレーキになった。
設計面では、衝突時に当たったドライバーも当てられた被害者にもダメージを最小限にするような構造に進化した。
もちろん道路も整備された。
そして、僕が死亡事故が減った要因として大きいと考えるのが、医療の進歩である。
『交通事故で死亡』というのは、『事故から24時間以内で死亡』ということだから、これより後に亡くなったなら、交通事故の死者数にはカウントされない。
即死でもない限り、医師はあらん限りの救命措置を施すだろうし、多少心停止になっても可能性がある限り蘇生を試みる。時代とともに、医療技術も進化して、単純に助かる人も増えているだろうし、救命、延命、蘇生と各場面で選択肢も増えているのだから、判定時間が24時間では明らかに短い。
あえて断言はしない、
『本来必要と思われる判断材料』を持った上で、警察発表は100%間違いないのか、知らせるべき情報がきちんと伝わっているのか、正しいことをやっているのか、
おかしな利権の片棒を担いでいると思われても仕方ないのか、
以上
ちなみにこのエントリーでは24時間以内の死亡者数だけをカウントするような書き方だが
警察庁の統計では30日以内の死亡者数も統計を取っている。
ついでに
30日以内の死亡者数も減少している。
なら結局交通事故の死亡者数は減ってるんじゃないか?
取り締まりが役に立ってるんじゃないか?
そう思われるかもしれない。
しかし、
他の興味深い統計がある。
交通事故
発生件数と
交通事故
負傷者数だ
警察白書の発表によると
この二つは実は減っていないのである。
減っていないどころか
むしろ増え続けているのだ
事故件数→増加
負傷者数→増加
死亡者数→減少
本当に取締りによって事故が減るのならば
発生件数が減っているはずだ、
そもそも
免許人口も
車両保有台数も
年々微増だ
そして死亡者は減ってるのに負傷者が増えている
つまり昔は死んでた人が助かるようになっただけの話だ。
死亡事故でも負傷者にとどめることができるのは
つまるところ前回のブログでも書いたが
医療の進歩と車の技術革新であって、そこに警察行政は関与していない。
ついでに
僕自身も何回も車にはねられているが、
新型の車ほどダメージが少ないのを体で実感している
なにしろ
衝突の瞬間優しく包まれて
うまい具合に飛ばしてくれるのである
これが古い車だと
硬いものにぶつかって弾かれる感じなのだ
断言する
死亡者数の減少は
自動車&バイクメーカー及びその周辺企業(バイクウェアなど)の企業努力と
医療技術の進歩の賜物である。
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