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男!松本!!!

2017年12月08日 | 格闘技とかスポーツとか
誰が呼んだか『小さすぎる巨人』ヒデズキック所属の松本さん。


見た目は気の良いオジサンですね。

しかしその正体は
カテゴリーはアマチュアとはいえ
プロ興業の一部で同じリングに上がります。


道場ではいつ行っても練習してますし
試合翌日でもいます。

決して器用な選手ではないけど昨日より今日、今日より明日強くなるために一生懸命な姿は
プロアマ問わずお手本になっています。

ただ試合となるとプロだと最軽量のクラスでも減量ナシどころか
完全アンダーになってしまう松本さんは公式戦でも常に二回りくらい大きい相手と戦ってきました。

そして今回もアマチュアとはいえプロ興業の一環ですのでヘッドギアやサポーターなどの防具は無し、
装備品に限って言えば完全にプロ仕様です。

もちろん今回の相手も例によって一回り大きい相手、しかもプロでも何試合かこなしている軽量級の強豪です。
とはいえ松本さんもそうそう後れを取ることはありませんし、勝つチャンスは十分にあると判断してジムとしてもGoサイン出しました。

試合開始、
やはり相手の方が一回り大きいです。
ちなみに年齢は半分くらいです

そして問題の体重は52.2キロ契約の試合で、試合前の追い込み練習も相まって
落ちも落ちたり49キロ・・・相手はもちろん減量して仕上げてくるはずですので
軽量級で3キロ以上の体重差は通常なあり得ないレベルです。

しかし、不利を承知で出場を決め、現実の体重差も受け入れて勝負に臨む以上そこに一切の言い訳も逃げも許されません。

試合が始まると、相手は組技系の選手と聞いていましたがかなりのリーチ差に余裕を感じたのか積極的に打撃を繰り出してきます。


ただこちらもむしろ打撃決着を狙っていたので望むところと松本さんも応じます。
先手を取られても決して顎を上げず、ガードも下げず、自分の距離を作るために連打をかいくぐって前進します。

しかしロープ際、リーチに勝る相手の打ち降ろし気味の右が顎先をかすめ一瞬意識が飛ばされます!
ダウンかと思われましたがすぐに立て直し、そこからのラッシュも攻めもしのぎ切り再びスタンドへ、

そこからは僕にとってプロアマ通じて今年のベストバウトです。
相手も松本さんにダメージが残っているのを察して一気に決めようと強い連打を叩き込みますが、松本さんもむしろ踏み込んでダメージを最小限にしながら攻撃に転じると、相手が膝から崩れ落ちました


しかし完全なダウンまでには届かず、集中力を切らず一気呵成に攻め込んだ松本さんですがカウンターで打ち抜かれ万事休す・・・

ところがそれでも松本さんは無意識にロープを掴んででも倒れることを拒否!


試合後に控室で吐露した言葉は自分の悔しさよりも三好会長に対しての謝罪でした。


僕も含めプロ格闘家っていう種類の人種は
だいたい『もともと強い生物』なので、現実問題として最初から人間離れしていることが多いです。
競技の結果で優劣を判断するならそれは必要な才能です。

今回の松本さん、
いつも「自分は不器用ですから(笑)」と笑います。
一般のファンから見ればトッププロとは生物として違うと言われるかもしれません。

ですが、一生懸命に練習できることは才能です。
続けることで技術を身に付けられるならそれは十分なセンスです。
何もミスをしていなくても大怪我をするかもしれない、
そんな理不尽なリングに上がろうとする気持ちは何より大きな才能です。

格闘技や武道の目的を『強くなること』つまり
初心者でスタートした時からどれだけ強くなったかという点に価値を置いた場合、
松本さんが出した結果はトッププロと肩を並べるに十分なものだと思います。

格闘技って
強くなるための方法論の勝負という側面もありますので、
勝てない選手の向こう側には強く出来ない指導者という評価も自然発生してしまうのですが、
自分の事よりも先に先生への報恩を口にできる大人ってなかなかいませんよ。

結果は1ラウンドKO負けという文字でしか表記できませんが、
そこで他の道場生に見せた背中は、ある意味タイトルマッチ以上の重みがあったと僕は思います。

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