『香り松茸、味シメジ』などといいますが、

物の本質はどこにあるのかって話ですよね。

商品偽装が華やかです。
高級ホテルや老舗百貨店も
一生懸命詐欺まがいの経営をしているってことですね。

まぁ
高級店に行く場合には
味そのものよりも看板に大金払ってる部分も大きいと思いますのでお怒りもごもっともですが
返金だのなんだのと言い出すと
ちょっと違うかなと思うのです。

後になってから騒ぎ立てるのって
「私は食べた時に見分けがつきませんでした」って言ってるようなもんだと思いますし
一食分の代金に対して返せだのと騒ぎ立てるのは
言葉は悪いですが背伸びしてた証拠というか
敢えて言うなら『小さいな』と思ってしまうんですよ。

ここは看板に大金払える身分を自慢するためにも
「俺様に気付かせないなんて大したシェフだよ(笑)っていうか俺もまだまだだな(笑)」と、
むしろ楽しませてもらったと一笑に付すくらいの大物感とか、
「俺は味に大金払ったんだ、いんだよ細けぇことは」とザ・松田ばりに言い放つくらいでないといけないと思います。

まさに人生の授業料ではあるまいか？

さて
とばっちりを受けてるように感じるのは芝エビの代打として出場したバナエイ海老さんです。
ブラックタイガーをクルマエビと称して売ってた店もありましたが
最初に出てきたバナメイさんの方がよく取り上げられてるように思います。

聞けばなんだか
バナメイさん完全に格下扱いです。

そりゃぁ値段は安いでしょう。
店側はそれで私腹を肥やしてたでしょう。

ですが
バナメイさんも被害者・・・いや被害海老ですよ。

人知れず陰日向に支え続けてきたというのに
誰も気付かない美味しさだったのに
主役に名前だけ持って行かれた脇役というか
どんなに良い文章を書いても評価されないゴーストライターのように
高級店の伝統を支え続けて来たというのに
まるで偽装の片棒を担いだかのような言われようです。

しかしピンチこそチャンス！
今こそバナメイさん＆ブラックタイガーさんは
「芝エビもクルマエビも確かに美味しい、だけど誰も俺たちの演技に気付かなかったじゃないか！」と
２トップのまねではなく、自身が主役に躍り出るチャンスだと思います。

香り松茸、味シメジのように

形芝エビ、味バナメイ
看板車、味タイガー
そんな標語で下剋上を狙いましょう。

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