サワケンＶＳ世界最強の男

このブログにも時々登場する同期のプロ格闘家
サワケンこと澤田健壱
サワケン激勝！
http://blog.goo.ne.jp/seiki-v8/e/7bf4822e08f9c1877de50b94511637e1

先日
『総合格闘技史上最大のチャレンジマッチ』とまで言われた試合に臨みました。

サワケンも確かに強いです、
ランカー入りはしてませんが同階級のほとんどの上位ランカーとやってもいい試合ができるし勝つチャンスもいくらでもあるくらい強いです。

しかし今回の対戦相手は世界中探してもこれ以上ないという程に最強の相手です。

ムエタイの元世界ランカーにして修斗でも世界王者
ランバー・ソムデートＭ１６です。

格闘技にあまり明るくない人でもイメージしやすく表現すると
マイクタイソンが
凄く真面目に組技にも取り組んで練習して
柔道やレスリングのトップ選手とも組技ルールで引けを取らないほどになって
打撃の威力はそのままで総合格闘技でも世界チャンピオンになった。
って感じです。

ちなみにキックボクシングでの試合も
日本人のチャンピオンクラスを片っ端からなぎ倒してます。

試合動画は↓
対戦相手はムエタイ世界王者の土屋ジョー選手ですが
文字通り圧倒的です
試合動画
http://www.youtube.com/watch?v=NLEf2DrSijo
実況では最初は目にグローブが入ったと言ってますが
実は土屋選手のロングフックに肘でカウンターを合わせるという信じがたいほどのコンビネーションを見せています。

更に、総合格闘技では素手よりも効く薄いグローブを付け、
今回のサワケンとの試合は肘打ち有り、倒れた相手への踏みつけまで有り、
とてつもなく危険です。

この試合
僕がサワケン側のマネージメントをしていたなら受けたかどうか分かりません。

単に勝ち負けでなく大変な事故が起きる可能性だってあります。

それでもサワケンは「美味しい試合ですよ」と退くことはありませんでした。

そして最高の状態を作ってリング(試合はケージ＝金網です)に臨みました。

さすがにランバーは強いです
年齢から全盛期の動きとはいえませんが、
それでもスピード、バランス、打撃の威力、寝技への対処、どれをとっても付け入るスキがありません。
強烈な打撃を食らって、一瞬膝が落ちる場面もあります。

タックルに入っても切られます。
近づけば刃物のような肘が飛んできます。
ローキックなど金属バットでフルスイングするようなものです。

それでもサワケンは倒れません。


結果は判定負けでしたが、それでも最後まで勝ちに行ったサワケンには大きな声援が飛んでいました。

格闘技経験も無い
スポーツの経験もほとんど無い、
始めたのも20代半ば、
それでも一生懸命に頑張ったら世界の頂点に指先がかかったんですよ。

世界最強の男と真正面から渡り合えたんですよ。

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