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偏向報道

2008年05月01日 | 雑談
柔道の全日本選手権、決勝だけテレビで見た。


んで雑感
試合自体はやや大味ながら、いい試合だったと思う。
特に鈴木は守る相手に対して結果的に決め切れなかった面はあるが、色んなバリエーションで崩しにかかる戦い方は、焦って同じ攻めばかり繰り返す他の選手とは一線を画したクレバーさが感じられたし、ほぼ完璧に押さえ込まれてから残り2秒での脱出には折れない心に魅せられた。
…スタンドからの腕絡みっぽい仕掛けなんかは総合も研究してるのかな?

対する石井も、少ないチャンスを逃さなかった。
基本的に地味な印象のある選手だが、攻める時のフェイントをかけてからの切り返し(体重移動)の速さは重量級のスピードではない。この試合でも鈴木を揺さぶってからの大内刈りはスピード、足の掛け位置、相手の体のコントロールと非常にバランスが良かったと思う。一本取られずに凌いだのも鈴木だからこそだ。

さて、そんなハイレベルな試合を興ざめさせたのは、実況が思いっきり鈴木側の視点だったこと。
ポイントを取って以後、守りに入った石井に対して「逃げてます」発言を連呼、そんなに石井が嫌いか?

華がない選手はスポンサーから嫌われるからか?
確かにテレビなんだから盛り上げるために多少のことは許されるだろう、しかしそれはどちらかを持ち上げるやりかたに限定されるべきで、恣意的に片方を貶める演出はすべきではない。
それは公共の電波に携わる者として、最低限のモラルではないか?


外野は色々言うだろうが、言うのは勝手だ、ついでに守りに入ることと逃げることは違う。守って勝つ勝ち方だってある。
攻める姿勢が評価されるのは練習の話であって、果たし合いは勝たなければ意味はない、死んだら次などない。


報道各位には、多少なりとも死合の重みというものを理解していただきたい
(・ω・)/