清純blog

本門佛立宗 常住寺住職・高野清純のブログ

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ご本尊 と 天蓋

2014年06月19日 | 常住寺 行事 できごと 家族

6月18日。

本堂内陣、ご本尊さまの「金箔のお塗りなおし」をさせていただくことになり、仏匠・福井さんにお供していただきました。

また、御乗台の人天蓋が、東日本大震災の折に傾いてしまい、応急処置のままでしたので、これも吊り直し作業をしていただきました。朝9時から一日がかりの作業でした。

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15日に、御乗台とお教務さんの経机など、内陣のお道具すべてを外陣に下ろし、作業スペースを作りました。

天蓋は2本のワイヤーを天上のフックにかけて、4点で支えていました。50年ものですのでこれを新しいモノに取り替えて、1本あたり200㎏まで支えられるワイヤーを4本使い、8点で支えるようになりました。200㎏まで支えられると聞きますと、さぞかしごついロープかと想像するかもしれませんが、見た目は華奢で、ほんまかいな?と思ってしまうほどですが、これが丈夫なんだそうです。日本人の技術は、本当に凄いんだと思うばかりです。

天蓋のお掃除はスタッフにしていただき、内々陣のお清めは、ボクがさせていただきました。

ご本尊は、恩師・日泰上人のご染筆ご本尊を奉安させていただきました。昭和56年・高祖日蓮大菩薩700回ご遠諱の年にご染筆されたご本尊で、当山別院・本堂にお祀り申し上げた金製ご本尊の原盤です。お軸のお曼荼羅が掛かっていると、なんだか不思議な感じを受けますが、とてもご荘厳で、身の引き締まるおもいになります。

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作業が進むにつれ、足場を組んで下さった職人の方々とも親しくお話しできるようになり、緊張感の中にも、和やかに、安全に、作業が終わりました。

この一週間はいろいろなことがありました。夜中までご信者さんと向き合う日が二日もあり、その他、喜怒哀楽が交差する日々でした。体力はバテバテでしたが、その分、頑張らなくちゃと強く思えるご奉公課題がいくつもできたのが、励みになります。

昨日の修復ご奉公完了を以て、気分新たに一つひとつ、取り組んでまいりたいと思います。


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