昨夜、本堂水屋のお掃除をしました。
夕方お看経のあと、明朝の準備でお塔婆を建立し、お盛物をお供えし、そのあと小一時間ほどでしたが、お掃除をさせていただきました。
改良服がよごれると思いましたので脱いで作業を始めました。
戸棚の上下や、マイク・スピーカー機械の裏側、流しの下など、普段は手の届かないところを、何度も何度もほうきで掃いて、ぞうきん掛けをする繰り返しでした。
本堂の什物は永年保存しているモノもあり、昭和の時代を振り返りながら、息子2人と一緒に作業できました。
なつかしいアイテムを整理しながらの作業ですので、会話は自然と、常住寺の歴史を語る流れになりました。息子たちは、作業しながらですが、興味津々に話しを聞いておりました。
お掃除が終わると、水屋の空気が変わりました。毎々季節ごとにご奉公させていただきますが、その度ごとに、お掃除するってことはこういう風になるんだと、感じていることでしょう。
景色はあまり変わらないが、清浄な空気に支配された空間。これを体感できるんですから、実に素晴らしいことです。
お掃除が終わってから、2Fの講堂にて、ボクと長男の2人きりのミーティングをしました。
常住寺の歴史について。これはお掃除の時にしてた会話のつづきです。
そして、常住寺の現在と未来について。
ビジョンの他にも、ちょうどいい機会だと思い、余すところなく父親として、思いの丈を伝えました。
長男は積極的に会話をしてきました。実に、男同士の会話になったと思います。
親が描く未来の絵図を、よくよく感じとってくれてました。
やがて1Fからお呼びがかかりました。母親からです。
お掃除の仕上げは、ニトリに行って、水屋の備品を購入です。
3日後からは、数日間で宝物庫の整理。
また息子たちと、意識を共有できる時間となることかと期待しています。