3月13日。
小松川清秀寺先住、権大僧正日應上人ご内室、
清文院様の第6・7忌法要をさせていただきました。
当山・常住寺第二世権大僧正日泰上人と清文院さまは実の兄妹です。
ですから、清文院さまからご覧になって兄も夫も権大僧正です。すごい。
上の写真は、日應上人のご遺墨。
【不染世間法 如蓮華在水】(法華経・従地涌出品第15のご文)
世間の法にそまざること、蓮華の、水にあるが如し。
これは弥勒菩薩が地涌の菩薩を賛嘆するご文です。
信心修行の心構えが、世間の法に染まっていないのは、
あたかも泥水の中にてもキレイに咲き誇る蓮華の花のようだということです。
お葬儀の時、現在の清秀寺お導師が、
『大奥様をお見送りして、確実に一つの時代が終わった』と、
とてもお寂しそうに、お話しされていらしたのが印象的でした。
力を合わせてお寺をつくり、次世代にゆずって寂光へとお帰りになる。
開拓から飛躍へ。そしてその後は、受け継ぐ時代になりますね。
自分には、先師と同じような徳が備わっているハズもありません。
でも、次世代を利益せしむる責任はボクたちにあります。
濁世の法に呑み込まれず、清らかな教えを伝えなければならない。