あさやん通信

おいらの日記、徒然なるままに!

乃木邸

2010-04-15 01:09:30 | 歴史探訪
乃木大将の邸宅跡です。六本木の近く(乃木坂)にあってひっそりと佇んでいます。
邸宅内に入ることはできませんが、窓越しに部屋を見ることができます。
明治天皇大葬の当夜、霊柩発引の号砲を合図に乃木大将夫妻が殉死した当時の寝室などを窓越しに見ることができて、更に部屋には大将や奥様が倒れていた場所に印がしてあってとても生々しく往時を感じることができます。
司馬遼太郎の「殉死」を読んだときの記憶がまざまざと蘇ってきて、歴史と一体となった気分を感じることができました。







大正元年(1912)9月13日、この日は国民が明治天皇と最後のお別れをする御大葬の日です。午前8時、乃木将軍と静子夫人は記念写真を撮り、9時宮中に参内。午後は自宅で地方から来た多くの客と過ごしました。そして午後8時、桜田門外の近衛砲兵隊の弔砲を合図に寺の鐘が一斉に鳴り響きました。この時乃木将軍御夫妻は明治天皇の後を追って亡くなったのです。乃木将軍64歳、静子夫人54歳。