[神主神気浴記]

田舎町の神職が感得したご神気の事、ご相談をいただく除災招福の霊法の事、見聞きした伝へなどを、ほぼ不定期でお話します。

十三参り

2010-03-17 | わざわいよけ
 先週の土曜日は、十三参りのお嬢さん達の参詣で賑わいました。もともと十三詣(まいり)は、数え年13歳に成った少年少女が元服を迎え大人と成ったことに感謝して、これから先の万物の福徳と英知を授かるために、虚空蔵菩薩に参詣する行事をいいます。旧暦の3月13日(現在では月遅れで新暦の4月13日)の間ですが、この風俗は各神社でも行っています。神社で発行している暦には、3月13日、4月13日どちらにも十三参りと載っているはずです。

 児童の成長に関するこの儀式は、かっては七五三よりよく知られていたそうです。現在では、ご両親がなさった事がある方、お爺ちゃんかお婆ちゃんがこの風習をご存知の方がお子さんを伴ってお参りにいらっしゃいます。この頃までに、ご家庭での躾をしっかりなさって、ご挨拶なども大人への仲間入りに際して充分な礼儀作法を身につける様になさっているようです。

 皆様には神社の年中行事が目に留まりやすいようですが、この人生儀礼はとても大切です。初宮、七五三、十三、成人、厄年、還暦など人の歩みの中で節目節目のメリハリ、この人生儀礼をしっかりと把握しておりますと、しっかりとした良い人生指標となり、間違いのない良い人生を送れます。ましてや、ブームとやらでお出かけ頂くだけでなく、こういった人生指標にも神社の祭祀、行事や活動にもご注目頂き、ご活用ください。

 丁度今、若者の中高大の受験も終わり、その結果が週刊誌を賑わしておりますが、人生の節目節目が如何に大事かが分かります。有名校に入るというだけでなく、経験者の知恵、経験として先輩やご両親などの話をよく聞き、自らの進むべき自分にあった道を選ばれた事と思います。絵馬にぶる下がるというよりも、絵馬に描く我が人生模様、であって欲しいと念じます。
 十三参りをご存じない方が多いので、ご案内方々お知らせいたしました。4月13日、またはその近辺で、お住まい近くの氏神さまをご参詣ください。

 ご進学、ご卒業、ご入学おめでとうございます。






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 拝


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