御杖村から曽爾村へ、広い畑で紫陽花にまみれる…

2024-07-03 01:01:07 | 花や風景など
岡田の谷の半夏生園から、さて同じ道を戻るのはもったいなく、
同じ山間の風景なら曽爾村に抜けようということで、通ったことのない道を走ります。
ナビのない車なのでgoogleさんの地図が頼り。
御杖村役場辺りから10分ほど走って三叉路に出て、この風景!
 
まさか、ここでこの有名な山に出会うとは…
山のカタチを見て(右)「鎧」(真ん中)「兜」であることはわかりましたが、
はてさて手前(左)のまぁるいお山は??(どなたかご存じの方に教えてもらうしかないなぁ💦)
ではこの道を右に曲がって青蓮寺川沿いに走ろうかと思ったその目線の先に…
川の向こう側になるのですが、青い紫陽花がぱぁーッと見えたのです。
ただならぬ雰囲気の紫陽花で、川と山と紫陽花、素敵な景色が見れそうだったので
川を渡って立ち寄ることに。
畑界隈で草刈りのおじさんに「紫陽花があまりにも見事なので見せてもらってもいいですか?」
「どうぞどうぞ、柵から入って進んでいくと良く見えるよ」とのこと。
〈誰かに見てもらう〉こと前提の「紫陽花畑」かもしれませんが、ここでお会いした方みな優しい。

今下りてきた山を背景に
  

畑の中を東に進むと、なんと!
  
「鎧岳と紫陽花」、こんな風に見えるんです、
ここに住んでいる方は、毎日「兜と鎧」にご挨拶してるんだろうか…
素晴らしい光景だなぁと、心の底から感動しました

再び広大な畑に戻って
  

草刈り中のおじさんたちにお話を聞くと、
「田んぼをそのまま放っておいて草刈りばかりでしんどいので、
せっかくなら紫陽花を植えよう!」ということになったそうです。
ほんにたまたま通っただけなのに、こんな素敵な風景を見ることが出来て
たまたまもいいもんだと、変に納得しておりました(笑)。

さて通常の青蓮寺川沿い、いわゆる「奥香落谷」とよばれるところを走る。
普通は青蓮寺ダム辺りから来るのを逆している感じなのですが、
以前来たことがあるので見たことのある風景を見ることになる…

過去ログより
伊賀見①/川下神社編
伊賀見②/アサギマダラ編

おっ、「伊賀見」=🦋とすぐ連想できる場所です。

そう「アサギマダラの郷」。
以前ここはホテイアオイ」が植わっていたのですが、今は「コキア」


こちらは「フジバカマ」です。


木造の展望デッキを手作り中の方にお聞きしたら、
「ホテイアオイは水の管理がタイヘンなので、コキアの植栽に変えた」そうです。
「去年、アサギマダラの訪問はいかがでしたか?」と聞くと
「ちょっと少なかったなぁ、気温が高すぎたかもしれないね、蝶をよぶのは難しい」と。
今年こそ、期待してまた来ますねとご挨拶をして別れました。

その先、少し行けば「小太郎岩」の雄大な姿

そして、なんと「キャンプ場」。

小太郎岩キャンプ場」。2021年7月にオープンしたそう、以前来た時はなかったような…

2年ほど来ない間に様変わりしていてビックリですが、
自然の山々はなんにも変わりなく、そこにそびえている「室生火山群の山々」。
いつも「木興遊水地」辺りから遠くに水墨画のように見ているのとはぜんぜん違う、
ゾクゾクッとする険しい岩山の傍を通って、よくぞこんなところに道を通してくれたなぁと、
昔の人々の苦労に思いを馳せるドライブでした。

青蓮寺ダムでは青い橋を左に見て、赤い橋を渡って上野への帰路に着きました。

ではまた
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今日は「半夏生」。比奈知ダムから御杖「岡田の谷の半夏生」へ

2024-07-01 01:47:48 | 花や風景など
 
「夏至から数えて11日目の7月2日から七夕(7月7日)までの5日間」を
「半夏生」というそうで、2024年の今年は7月1日、すなわち今日。
詳しくはこちら→「スカイワードプラス/半夏生とは」。
意外と食べ物ネタが多いということは、この梅雨の時期「食べること」に関して
気を付けた方がいいよ、という思し召しかもしれませんね。

さて、御杖村役場に問い合わせました、
岡田の谷の半夏生」の様子はいかがでしょう?と。
「まだ、一枚目が白くなりかけている感じですかね…」とのこと。
行くチャンスを見つけるのが難しいので思い立って6/29の土曜日に伺いました。
名張街道368号線から422号線を通り「比奈知ダム」経由、
長瀬辺りの清流沿いに、アサギマダラの里を横目に(秋に来るからね…)、
奈良県御杖村に入ります。

  



少しダムのお勉強をして…
高山ダムで見た謎の渦」の正体はコレだった。(「深層曝気」ね)
  
そして、大坂の人々が安心なのはね…なんてね、思っちゃうわけですよ。

 
長瀬地区の名張川の清流でアユ釣りびと多し

奈良県に入り「道の駅 伊勢本街道 御杖」で休憩。


いよいよ「岡田の谷」へ。
車を止めて、山に向かって歩くこと7・8分。
雨後なので道中、長靴を履いての山道は正解!でした。
  
葉っぱの一枚目は白くなって、これから次々と白くなっていきます。
見頃はまだまだずっと続きます。
が、不思議なことに「半夏生の葉っぱ」って、
白くなる面積は個体差があり、半分くらい~9割ほどで、
葉っぱ全体が真っ白くなることはないそうで
花が終わる頃には葉っぱは緑に戻る≫とか。
なんとも不思議で神秘的です。また
≪半夏生は虫媒花であるため、
葉を白くして虫に花のありかを知らせるためではないか≫とも言われているそう。

山からの帰り道、紫陽花に見送られ、
  

  
ハルジオンの蜜をせわしく吸うベニシジミに会って、

慌ただしい訪問だったけど、来て良かったなと。

過去ログ/岡田の谷の半夏生

ここは「伊勢本街道」が通る、名張川もだんだん上流に近く
細い流れになってきてますが、水はとても綺麗。
 

帰り道は、同じ道を戻らず「曽爾村」に出て、
今度は「青蓮寺川」沿いに帰ることにします。
こんな道中で


曽爾村での風景は改めて…
ではまた
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ハハんちの庭で「半夏生」、小さな花開く…

2023-06-28 23:35:25 | 花や風景など
岡田の谷の半夏生」が見頃だと聞きました(情報Youより)
今年は行けそうにないのでとても残念…(2022/7/157の岡田の半夏生
と思っていたら、ハハんちの庭で見つけました
なんて不思議なお庭なことか、ハハんちに来ると「季節」を感じる、
いや今までワタシが余裕のなさで気付かなかっただけなのですが。
こんな花もあんな花も咲いてていいねぇ、と褒めるととても喜ぶ、
その様を見ていると、これも親孝行かもしれないと思いつつ、
もらってきました(笑)。

よく見ると、「半夏生の花」ってこんなに小さいのですよ、
  

花序の下の数枚(もらってきたものは1枚だけ)が白くなってます、
そして花弁のように花を目立たせ、昆虫を招いて受粉のお手伝いをしてもらうらしい。

過去ログ「半夏生」

もうすぐ季節も「半夏生」。

ではまた
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御杖村「岡田の谷の半夏生」、アサギマダラの郷(太郎生)で夏は「ひまわり」。

2022-07-15 15:39:57 | 花や風景など
お天気との相談で悩んでいたのですが「今日がチャンス!」と、決行しました(笑)。
直射日光のない曇り空なので森林の中を歩くには丁度いいかも…と思った次第。
昨年初めて行って感動しました、隠れ里のような森林の中にこんな光の世界があるんだと。

では、駐車場は「半夏生園」の近くに設けられており、少し近くなって嬉しかったです。
  

獣害対策用の扉はちゃんと閉めて!
  
杉が綺麗に揃っている歩道を進みます。

目の前に広がる光の世界へどうぞ
一輪の「半夏生」はこんなんですが


  
「シオカラトンボ」かな、見えますか?



再び静止画像で
   

  
そこはかとなく甘い香りがするのは「半夏生」と「ネムノキ」の成せる業か…

帰り道、艶やかな「紫陽花」
白い世界から戻ってこの花と山を見るとなんとなく涼し気に感じます。
  

帰路を🚙で急いでいたのですが、太郎生辺りで川の向こうに目をやると、
黄色い花が見えました。
ここでココに寄らなけらばワタシはきっと後悔すると思いました。
だって、ココは昨年の秋、何度も訪ねたところだったから、、、
「『アサギマダラの郷』のひまわり」☟


  
なんでみんなワタシの方を見てるのか?って、独り善がりの誤解しちゃいますよねぇ。

 
「向日葵」って、ちゃんと咲いたら(花として成長したら)「東向き」に咲き揃うんですって、
なので「丁度今が見頃 見てみて 」というアピールかもしれませんねぇ。

同じく、その先「上長瀬」辺り、
ここは古い「吊り橋/昭和橋」のあったところ
今は、新橋工事中!


濃厚で充実した3時間の🚙旅でした。

ではまた
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岡田の谷の半夏生園近くに「東禅寺」、そして倭姫命「元伊勢」ご縁の「御杖神社」へ

2021-07-10 18:09:40 | 神社仏閣など
少し遡って、「「岡田の谷の半夏生園」を訪問し駐車場へ戻る途中、近くに「東禅寺」というお寺があるのに気づき、
駐車場奥に、廃校になったらしい小学校の運動場があり、
古びた階段のその上に立派な建物が見えたので上りました。
  
階段~手水舎~山門です

  「東禅寺本堂」、窓に映る「山門」
あまりにも立派な姿だったので(くぐった時には気が付かなかったオトボケナワタシ)

境内では
  なんとも可愛い子とナツツバキ

境内側からもう一度「山門」を眺めました…なんと立派な!
 【龍谷山東禅寺】。
8月には「地蔵盆が行われるようです…

では、ここからいよいよ予習した神聖なる場所へ
近所のおじさまにお聞きすると近いよ、大丈夫すぐだよ、とのこと(笑)。
確かに近かったのですが、ナビ通りに上手く行かず、ちょっとグルグルしてしまいましたが、
これはワタシは方向音痴だっただけのことで、相変わらずデス。
お勉強資料は☟コレ
御杖神社東大和西三重観光連盟HPの『やまとひめ”の巡幸地「元伊勢」めぐり』より

  
御杖神社鳥居はすぐそこ、手水舎(ペーパータオルが常備されていて、流石親切なと嬉しくなりました

「拝殿」と「上津江杉」を撮ろうと挑戦しましたが、杉の木があまりの大木で、、、
  横から撮ったこの写真で迫力を感じてください

お参りして頂戴した「御杖神社御神木・上津江杉」の説明書きです

では、
御杖神社の御神木
上津江杉(かみつえすぎ)
樹齢600年、
幹周り6メートル、
室町将軍足利義満公の時世に植えられたと伝えられています


祭神久那斗神(くなどのかみ)は、イザナギノミコトが
黄泉から出てみそぎをされたときにミコトの杖から
お生まれになられた神さまで、災禍を防ぎとめて人生
行路を守護し、幸福をもたらす大神さまです。
拝殿前の杉二本は、大神さまの杖(かみのつえ)にて
人々に降り掛かる災いを払い除けてくれます。
当神社は、杖から生まれた大神さまと倭姫命(やまと
ひめのみこと)の杖をおまつりすることから御杖神社と
称され、村名の由来にもなっています。
此の地は「かみのつえ」の御名が転じて神末「こうずえ」
となったとも云われ天文23年(1553年) 川中島の戦いと
同年の当神社棟札には「伊賀國上津江村」の名をみることができます。
なお、祇園祭は7月海の日の前日、例大祭は11月第一日曜日です



もうひとつご参考に
御杖村の由来/奈良のむかしばなしより」(奈良県HPより)

「倭姫命」の伝説から「御杖」という名前が由来しているとか、
神の杖が「神末(こうずえ)」という地名に転じているなど、
この場にいると古とつながっている気分になれます、半夏生と言い御杖の話と言い、
行ってよかったです、では次は一転ビックリの場所をご紹介しますね(笑)。

ではまた、後日
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今日は半夏生(ハンゲショウ)、「御杖村 岡田の谷の 半夏生」(俳句になった…)

2021-07-02 01:40:35 | 花や風景など
「半夏生」という言葉は季節用語としてなんとなく知っていて、
例えば、
月ケ瀬の烏梅(ウバイ)」、紅花染めの染色に使われるものですが、
その原材料である「梅の実」を採る(拾う)のは「半夏生の日」が目安である…という記憶が蘇ります。
半夏生の日に氏神天神にお参りし、翌日から烏梅造りが始まる。≫と。

そんな記憶もあって、季節用語の「半夏生」植物の「半夏生」がとても気になっていたのです。
名張川上流に「御杖村」があって、そこの観光情報を読んでいて…

さぁ、行こう!
ブログに書くのは7月2日と決めた

目指すは「御杖村・姫石の湯」🚥
美杉へ行くときはここを左折しますが、今回は何となく右折っぽく、国道369号線に入ります。


ほどなく走ると「御杖神社」の案内
  
かなり親切な案内=幟が立っているので、とても安心、
迷うことなく進みます(笑)。
 
神末中央集落センターに駐車場完備!(無料、但しかなり急角度で曲がります!)
ここからは「徒歩」、注意書きを事前に読んでいたのでワタシは長靴!
  確かにぬかるんでいるところはあります、
自然の中の見学なので、汚れる汚れないは「自己責任」で

  
道中、林の中を進み、かなりの悪路もありますが、
関係者の方々のお陰で安全に歩けるように整備されています

小川沿い、森の中しばらく進むと視界が開け
   案内があり
≪名前の由来は、 半夏生 (太陽の黄経が100° になる日) の頃に花を咲かせることに由来 する説と、
葉の一部を残して白く変化する 様子から 「半化粧」とする説がある。
また、葉の片面(表面) だけが白くなるこ とから、古くはカタシログサ (片白草 ) とも呼ばれている。
半夏生園は、地主の菅田氏が1970年頃に水田を 休耕する際、半夏生を植え、 現在ご厚意で解放 して頂いております。≫

  半夏生の群生が広がっています

  
獣害柵で守られていますが、ベンチなどもあり、
半夏生の銀色に光る様をみながらゆったり過ごすのもいいかもしれません。
   

 岡田の谷の半夏生 

まだまだ見頃は続きます、ぜひどうぞ~~
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