ニュージーランド・オークランドのラーメンめぐり第5弾!!
クイーン通りを南下していき、一つ路地に入ったところに、
歴史あるレトロなラーメン屋さんを見つけました。
その名も、
kiraku 喜楽
であります!!
なぜか、看板の文字がひっくり返っているんです。
故意かそれとも不意か、、、
謎に満ちています。
…
創業は2005年らしいです。
となると、先日upした「TANPOPO」と同期ってことになりますね。
DAIKOKUが元祖で、KirakuとTANPOPOが、それに続く「中堅店」になります。
TANPOPOが濃厚系を突き進むお店だとすると、
こっちのkirakuは、あっさり系の覇者を目指しているお店、かな??
DAIKOKU➡TANPOPO➡休憩➡kiraku➡MENTATZ
というツアーがコンパクトで楽しいかも!?
いいですねー、こういうの、、、。
kirakuとクラウンプラザホテル内のGenzuiは目の前なので、連食も余裕で可能。
メニューです。
いきなり、Teriyaki Chicken Ramenがどーんです。
照り焼きチキンの入ったラーメンってことでしょう。
ニュージーランドに限らず、Teriyakiは世界でかなり浸透していますね。
昔、マックでてりやきバーガーが出た時の感動を思い出します。
「てりやきソースってなんでこんなに美味しいんだろう?」って。
でも、その構成って、醤油+みりん+砂糖+酒と、意外とシンプル。
日本でも、まだまだてりやきラーメンを出すお店はほとんどありません。
もう少し、てりやきの「再評価」があってもいいのに、、、
ラーメンは各種色々とあります。
赤くなっているのは、オススメというわけではなく、辛いラーメンということらしい。
あまりぶっ飛んだメニューはなくて、わりとオーソドックスなラインナップ。
悩むのは、普通のラーメンにするか、Spicy系にするか。
かなり悩みましたね、、、(;´・ω・)
こっちの人はSpicy系が好きだし、、、
でも、Spicy系って、だいたい味も分かるし、、、
うーん、、、
で、お店の人に聞くと、「Shoyu Ramenがオススメ」とのことで、、、
ならば、王道の醤油ラーメンでいくか、と。
そしたら、、、
これが大当たり\(^o^)/
ジャジャーン!!!
見てください!!!
この圧倒的なヴィジュアルを。
出てきたときに、思わず「おお~」って唸ってしまいました。
澄んだスープに、二郎なみのもやしがどどーんっと。
ここ、ニュージーランドだよな???、と。
日本で出てきても、「おおっ」ってなりそうなほど。
「盛り付け方」で、だいたいその店の良し悪しって分かるじゃないですか?
ここのラーメンは、その盛り付けの繊細さゆえに、一目で「凄い」と思いました。
スープがとにかく素晴らしかった。
魚介類は一切使わない清湯スープ。
極上の醤油系の清湯スープになっていました。
鶏がメインかと思いますが、鶏の旨みを存分に引き出した味わい。
「これだよ。これがラーメンの<だし>だよ!!」って。
この出汁感が素晴らしかった。
もやしとの相性もよくて、もりもりともやしも食べられました。
麺も卓越していました。
この麺は、食べる価値あるなぁ、と思います。
細めのストレート麺で、和を感じる麺になっていました。
なんとも「賞」も取っているんだとか。
どことなく「京都」を感じる麺だったなぁ、、、
京風中華麺、みたいな。
チャーシューは、こんな感じです。
見て分かるように、かなりパサパサしています。
ちょっとパサパサし過ぎてたかな、、、
分厚くて、見た目もいいんですけどね、、、
でも、これはこれでいいのかなぁともちょっと思ったり…
***
全体的には、とてもいい印象が残りました。
創業13年にして、この「境地」にたどり着いたか、、、と。
すっかり「老舗店」の風格さえ感じられました。
「あっさり」でしっかりと勝負しているところが素晴らしいなと思います。
近年、海外でも、豚骨や豚骨醤油が広まってきています。
でも、レトロマニアの僕的には、やっぱり清湯がベースでしょうと思います。
清湯スープだと、間違えると、レトルトスープの味に似てしまいます。
美味しい清湯スープを作るのは、本当に大変ですから、、、。
でも、ここ、オークランドでここまでの清湯スープを出しているとは…
それだけで、このお店の「存在理由」があるように思いました。
更に、ユニークなラーメンもずらりと並んでいました。
やっぱり、Kyoto Ramenがありますね、、、
このお店、どこか「京都風」だったんだよなぁ、、、
更には、「TEM-TOJI RAMEN」なるものも、、、
Temple Toji=東寺 in 京都、ですよね。
ここまで地名にこだわるなら、やっぱり「オークランドラーメン」も出してほしいなぁ。
海外のラーメン店って、まだまだ「ローカル化」させてない気がします。
ハワイの「サイミン」や、サイパンの「SOBA」みたいに、、、
オークランドなら、オークランドっぽいラーメンって作れるはずなんですよね。
味も含めて、、、。
ラーメンの魅力って、どの地域においてもローカライズできることだと思うんです。
その土地その土地にあったラーメンが作れる、という強み。
その辺が、海外のラーメン店の今後の課題だろうなぁ、、、
僕が期待するのは、やっぱりハワイのサイミンみたいな新たな麺料理かなぁ。。。
ニュージーランドでも、同じようにローカライズされたラーメンが出せるはず。
それが出てこそ、本当の意味での真のラーメンのグローバル化と言えるでしょう☆
kiraku。
とても、素敵なお店でした。
オークランドのラーメンもなかなかに素敵ですね。
あと少し、オークランド編、続きます♪
いや~、世界のラーメンの食べ歩き、楽しいなぁ~。。。
過酷な英文執筆&英語発表の後だけに、幸福にしか包まれません(;;)