Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

麺のツボ@久留米 「我々は“ワンパターン”のままで良いのか?」!?

南京千両にフラれ、

その隣りの丸久で大龍系のラーメンに出会い、感動し、

そこから歩いて向かったのは、「久留米ラーメン清陽軒」。

久留米ラーメン好きな人なら誰でも知っている「名店」ですよね。

南京千両・丸久からは、歩けるな、と思ったので、歩いて向かいました。

「南京千両はダメでも、清陽軒があるさ~」と歌いながら(苦笑)

するとですね、、、

その途中で、突然、とんでもない看板を見つけたんです…

え?? 

何!?!?

我々は"ワンパターン"のままで良いのか?

って!!?

えーーーー????

何、この「哲学的」な問いは!?!?!

もう、この哲学的というか、反省的な問いに、震えあがりました(苦笑)

(どこか、京都の某ラーメンっぽさも感じつつも…)

(あ、京都と言えば哲学だ…(;´・ω・))

これは、見過ごすことはできない、、、と思い、、、

なになに!?!?

!?!?!?!?!?!?!

麺のツボ TSUBO

!?!?!?!?!?!?!

なんだなんだ!?!?

ドキドキ、、、

おお、なんとも豪快な感じのするお店ですわ、、、

極濃とんこつラーメンに、ガッツリTSUBO麺に、TSUBOまぜそば!?

ガッツリ系のお店っぽいですね!?

っていうか、「野菜の山」?「見た目にも豪快」!?

ん? ってことは、まさかの「二郎系」!?!?

さすがに初めて久留米に来て、二郎系っていうのも、ちょっと難しいかなぁ、、、

哲学的命題は面白いけど、二郎系だったら、あれだなぁ、、、と思ってみていたら…

なんとなんと、、、

【数量限定】牛スジカレー麺

【数量限定】クラムとん麺

なんていうものがあるじゃないですか!!!!

何、この魅力的な創作ラーメンは!?!

その瞬間、僕はもう既に店内に入っていました(;´・ω・)

何、この想定外の展開、、、

南京千両では食べられないし、突然哲学的なラーメン店に出会うわ、、、

面白いじゃん。

それが人生さ☆

そして、メニューもほとんど見ずに、、、

ジャジャーン!!!

気付いたら、目の前に運ばれてきました!!!

クラムとん麺

です!!!

クラムって、クラムチャウダーでしょ!?!?

つまりは、アメリカ風豚骨ラーメン@久留米!!!

テンション、上がるなぁ、、、\(^o^)/

なんとも、スープパスタ風の豚骨ラーメン、みたいな!?

しかも、スープに使われているのは、なんと「アサリ」!!!

(*Clam Chowderのclamは、「二枚貝」という意味ですね)

アサリは、英語だと、short-neck clam、厳密には、Japanese littleneck、です。

chowderは、caldaria(なべ、つぼ)という意味から来ていて、辞書的には、「ハマグリなど魚介類と野菜を牛乳で煮込んだ濃いスープ」ということになるみたいです。ここのクラムとん麺は、「牛乳」の代わりに、「濃厚豚骨スープ」で煮込んだ濃いスープ、ってことになります♪

というわけで、、、

Clamの一種であるアサリをワインで蒸して、野菜と一緒にたっぷり煮込んだ海鮮系スープ

そこに、濃厚を超えた極濃クリーミースープを注ぎ込むわけですね、、、。。。

個人的に、久々に味わう「超濃厚ドロスープ」。。。

「うわ、、めっちゃドロドロ… 濃度高い!!!」

っていう、、、。

豚骨、野菜、アサリがドロドロに溶け込んだ強烈な濃厚スープ。

zoom up!

どちらかというと、「ベジポタ濃厚ラーメン」のような感じ!?

否、魚介系のベジポタ濃厚豚骨ラーメン!?

凄い、deep impact!!

そこに、生クリームが加わり、よりエキセントリックな味わいになっています。

もうね、<洋風>なのか<和風>なのか、はたまた<中華風>なのか、、、

もはや、解読不能、解釈不能、摩訶不思議なラーメンがここにありました。

ただ、野菜もたっぷり使われているせいか、口当たりはとてもよくて、

食べた後も、わりとすっきりしていました。なるほど~。

いわゆる都内の<超濃厚ドロ系ラーメン>とは違いますね。

アサリの風味はそれほど奇抜に反映されているわけではなく、じわっと攻めてくる感じ!?

海外の魚介スープだと、もっとわりと攻撃的な感じがします。

もし洋風に舵を切るなら、アサリの(臭みも含めて)風味をガーンと効かせた方がよいのかな?

僕は、これくらいの「バランス系」の方が好きですけど、、、

ただ、クラムチャウダー風豚骨ラーメンとして考えると、クラム感をもっと出してもいいのかな、と。

麺は、こんな感じです。

濃厚なクラムチャウダー風スープに合わせるのは、こんなぶっとい麺。

うどんの麺に負けない極太麺でした。

このお店は、「二郎インスパイア系」ということもあって、納得の麺でした。

都内の極太麺と比べると、わりと麺の食感がダイレクトに伝わってくる感じかな!?

ぶつぶつっと。

チャーシューは、こんな感じで、二種類の異なるお肉が入っていました。

何気に、味も微妙に違う気がしましたが、、、

どうなんだろ、、、

これだけ美味しいチャーシューなら、きっと普通のチャーシューメンも美味しいだろうな。

きっと、近所にこのお店があったら、「常連さん」になって、店主さんと語らうんだろうな~。

こちらの店主さんは、誰が見ても、「元ラーメンフリークさん」だろうと分かると思います。

店主さんも、僕を見て、「フリーク」だと思ってくれたのでしょう。

一瞬で、分かり合えました(苦笑)、、、

色々と語り合いましたが、「ラーメンを食べ歩くラーメンLOVEな店主さん」でした。

ただ、都内に食べ歩きなどはしていないみたいで、、、

(是非、いつか千葉にも来ていただきたいなぁ、、、)

僕としても、また今度はここのがっつり系ラーメンを頂きたいですねー。

「我々は“ワンパターン”のままで良いのか?」

この問いはとてつもなく深いものであります。

久留米といえば、久留米ラーメンという全国的なブランドがあって、、、

だから、「久留米ラーメン」という枠の中でしか、動けない部分もあって、、、

(それは、全国の有名なご当地ラーメンがあるところならどこでも、、、)

そういうエリアで、新たなラーメン店をやる、というのは、想像を超えるほど大変なわけで、、、

久留米だと、「絶対的権威」となっているお店がいくつもあって、、、

でも、その「権威」だけだと、「文化」の発展もないわけで、、、

そういう中で、孤軍奮闘しているのが、こちらのお店なのかな?!、と。

***

たまたま出会ったお店でしたが、店主さんも素敵だったし、

クラムとん麺も美味しかったし、色々考えることもできました。

久留米だからといって、権威的な久留米ラーメンだけを食べて去る、というのも…

…とはいえ、まずは「権威」となるラーメン店を周りたいのも事実なわけで、、、

地方のラーメンを食べ歩くことの難しさも感じました。

時間も限られているし、胃袋的にも限界があるし、のんびりもしていられない。

これまでは、だから、「権威的なお店」を予め選んで、そこだけを巡ってきました。

今回は、最初の「南京千両」にフラれて、どこか「リミッター」が外れて、、、

(半ばヤケクソ気味に)「自由」になれたからこそ、このお店に入れたんだろうな、と。

権威に縛られるか、それをぶっ壊して、自由になるか。

これは、食べ歩きをする人にも問われていることかもしれないな(大袈裟ですけど、、、汗)

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