山口ラーメンツアーファイナルです!!
これまで、徳山で4軒、下松~光で3軒、食べ歩いてきまして、、、
そして、遂に、「岩国」にやってまいりました!!!
岩国にはいつか来たい!来たい!って思っていました。
そして、その日が遂にやってきたんです。
The time has come!!!
岩国と言えば、、、
もう、ラーメンフリークさんなら、「あのお店」を目指す以外にありません。
日本全国の中でも、かなり独特で強烈な背脂ラーメンを提供する伝説のお店、
1950(昭和25)年創業の岩国の老舗ラーメン店、
寿栄広食堂
であります!!
本店は、「寿栄広(すえひろ)」と漢字で表記されていて、
他に2店舗あるのですが、そこでは「スエヒロ」と表記されているのが特徴かな!?
本店の場所は、岩国駅前ロータリー内にあるので、超駅チカです!!
あっという間に、到着です!
見てください! この「中華そば」の巨大な文字を!!
68年の「歴史」を感じるこの佇まいに、うっとりさせられます。
ネットで「寿栄広食堂」と検索すると、この外観の画像がいっぱい出てきます。
これまでにも、たくさんのラーメンファン/フリークさんたちがここにやってきています。
僕もようやくその一員に、、、(;;)
「ラーメン/おみやげ・おくりもの/ラーメン」
というフレーズがなんかとても印象的でした。
…っていうか、このお店、「おみやげ」って売ってたかなぁ、、、(失念…)
でも、こういうよく分からないところも、なんか魅力的です。
店頭に、写真入りのメニュー表(英語)が掲げられていました。
ビックリ!!!
でも、岩国といえば、「米軍基地」。
もしかしたら、米兵のお客さんも多いのかも!?
ChukaのMとLがあるんですね。
MとLって、マックみたい(苦笑)
昭和25年創業の老舗店でありながら、めっちゃグローバルな感じ。
この「カオス感」も、寿栄広食堂の魅力なのかも。
(でも、本当の驚きは「ここから」です!)
お店に入ると、いきなり、レジ!!
「門番」たる店員さんが、早速、注文するメニューを聴いてきます。
しかも!!!
お店の入口にあるレジで注文を取ると、備えつけのマイクで「中華そば~!」って叫ぶんです。
そうすると、10mくらい離れた厨房の中のスピーカーから、その声が響いて、調理開始!となります。
このマイクとスピーカーには、驚愕でした。。。
…
そして、この不思議なメニュー構成。
「中華そば」とでかでかと看板を出しているのに、うどんもそばもある!、という。
「イナリ」もちゃんとありますね~。
でも、なんといっても、僕のねらいはただ一つなので、、、
「中華そば」、一杯、600円也!
で、注文のポイントですが、、、
フリークさんなら、絶対に、
中華そばの注文の際に、
「油多め(又は「油ダブル」)」で!
と言うことです!!
これを言うのと言わないのとでは、その後の「感想」が全く別のものになることに!?
ただし、上の画像にあるように、「トリプルダブル」はできません。
(油のトリプルダブルっていったい何なんだ!?(;´・ω・))
(tripleって「三倍」でしょ。で、doubleは「二倍」でしょ。triple doubleっていったい!?)
とりあえずは、「油多めで」というのが無難、、、ですかね!?
そして、注文を終えると、プラスチックでできた「プラ券」をくれます。
(家系ラーメンのお店でよく使われるあのプラスチックの食券!)
いやー、どこまで、面白いお店なんだろう、、、
でも、本当に衝撃なのはここからですよー!!
もうね、中華そばが運ばれてきた瞬間に、転倒しそうになりましたもん。。。
…
ジャジャーン!!!
来ました!!
こちらが、岩国の老舗の人気有名店「寿栄広食堂」の「中華そば(油多め)」です!!
げ、何これ!?!?!(;´・ω・)
想像していた「背脂ラーメン」と全然違うんですけど、、、
チャーシューの上にどっと盛られた背脂は、もう「ゲ●」にしか、、、
(「ゲ●」という言い方は、他のサイトでも使われていたので、敢えて使いました。すみません)
いや、嘘偽りなく、このとんでもないヴィジュアルに、ひっくり返りそうになりました。
日本全国、色んな場所で「背脂入り」のラーメンを食べてきましたが、
ここまで転倒しそうになった背脂ラーメンは、なかったと思います。
もう、この背脂てんこ盛りのラーメン、完璧にヴィジュアル系ですよ…。
zoom up!
で、肝心のお味なんですが、、、
もうね、結論から言うと、、、
判定不能
であります(;;)
美味しいのか、不味いのか。
濃厚なのか、あっさりなのか。
しょっぱいのか、甘いのか。
ノスタルジックなのか、プログレッシブなのか。
もう、何もかもが、「判定不能」でした。
食べ進めていくうちに、
「これ、いったい、どうやって書けばいいの??」、と。
ブロガー生活も14年目に入っていますが、こんなこと、初めてかも…。
強いて、強いて言えば、、、
広島すずめ系×尾道ラーメン×二郎的要素、かな!?
いや、違うなぁ、、、
昔ながらのあっさり豚骨醤油×尾道ラーメン×二郎的要素、かなぁ。
とにかく、ミクスチャーなのは間違いない、、、(;´・ω・)
基本的には、あっさりとした豚骨系醤油スープになってるはず。
そこに、とんでもない量の背脂が入るんですね。
だから、「あっさり」していて、「超濃厚」、という。。。
あー、もう、書いていてよく分からない、、、
いや、食べた後、「これはいったい何だったんだ!?」、と。
これは、皆さんにも是非食べて頂かねば、、、(;´・ω・)
(オススメしていいものなのかも分からないんですけど、、、)
麺は、こんな感じで、中太のストレート麺、かな。
わりとボソボソっとした感じで、若干ノスタルジーを感じる麺だったかな。
麺は、普通の麺で、そこはちょっと安心。。。(;´・ω・)
普通の麺でここまでほっとできる経験って、初めてかも!?!?
もう、何もかも、初めてづくしだわ、、、
(だから、こういう全国のラーメン巡りはやめられないんですよね、、、)
ネギも、わりと多めに入っていて、それはとってもよかったかな。
チャーシューは、背脂のインパクト故に、記憶に残りませんでした、、、
わりとオーソドックスなチャーシューだったかな、、、失念、、、
なんとも、歯切れの悪いレポになってしまいましたが、
岩国・大竹とっておきの店ベスト10で、第一位!
ナンバーワン!!
になったみたいです。
もうね、そんなレベルじゃない。
ナンバーワンにして、オンリーワン!
「最強」というよりは、「最狂」。
オンリーワン性があまりにも強すぎて、、、
この「やり過ぎ感」は、二郎ラーメンに感じるあの「やり過ぎ感」に似てるかな。
たしか、野菜の大盛りも無料だったと思うので、野菜増しにしたら、二郎になるぞ、と。
でも、1950年創業の老舗店。
二郎をインスパイアしたとは考えにくい。
となると、二郎とはルーツを異にする「やり過ぎ系」と言っていいのかも!?
とにかく、衝撃的過ぎました!!!
岩国に来たら、また来たいと思います!
(なんとなく、また絶対に来たい!と思わせる力があるんだよなぁ、、、)
というわけで!!!!
山口ラーメン巡り、全八軒!!!
どのお店も、素敵でした。
山口のラーメン、本当に本当に素敵でした。
「こんなに魅力的なお店がいっぱいあるんだ!?!?」、と。
と言いますか、、、
日本国内に、どれだけ素敵なラーメン屋さんがあるんだろう!?
って、改めて深く思いました。
「たかがラーメン、されどラーメン」。
その奥深さは、海よりも深い気がします(どんだけ!?、、、(;´・ω・))
ラーメン屋さんの数だけ、ラーメンの定義がある。
どれ一つとして、同じラーメンは本当になくて、、、
それに、各県によって、それぞれカラーがあったり、方向性があったり、、、
本当に、多種多様なJapanese foodだなぁ、と思います。
今後の課題としては、瀬戸内海の島のラーメンを食べ歩く!、ですかね。
山口~広島に広がる瀬戸内の風景は何にも代えがたい美しさがあります。
きっと、その島その島に、面白いラーメンがあるんだろうなぁ、、、と。
瀬戸内海だけじゃなくて、もっとたくさんの島のラーメンを食べ歩きたいなぁ。
僕の人生も、折り返し地点。
あとどれだけラーメンを食べられることか、、、。
40過ぎれば、もう何が起きても不思議ではない。
80歳まで生きられる保障だって、あるわけじゃない。
残りの40年、全ての食事をラーメンに当てても、全部を食べきれるわけでもない。
一杯一杯を大事に、大切に食べていかなきゃいけないよな、と。
…
広島に向かう電車の中で、考えました。
サヨナラ、山口県!!!