2018年の千葉市のラーメン界で大きな事件となったのが、
「粋や(いなせや)」の西千葉移転・オープンでした。
もう既に「有名人気店」の復活ということで、
あっという間に、話題になり、そして行列店になりました。
凄いなぁ、、、
でも、それだけじゃなかったんです。
お昼営業を続けていたのですが、昨年の冬に、
名前を変えて、また別メニューを出す二毛作店、
煮干し中華そば一二三屋
を立ち上げたのです。
煮干しラーメン好きにはたまらない「夜のお店」になりました。
一二三屋としては、18時~20時のみの営業。
月土日はお休み。
って、これ、結構ハードル高いなぁ、、、
でも、まぁ、二毛作店なので、、、
…
しかし、この一二三屋の煮干しラーメン、凄いんですよね、、、
煮干し中華そば(700円)
濃厚煮干しそば(850円)
この二種のみです!!
前回、濃厚煮干しそばをいただいたので、、、
今回は、煮干し中華そばですね!!
お腹がペコペコだったので、
特製煮干し中華そば(1000円)
をお願いしました!!
今や、ラーメンの1000円越えは実はもう珍しくありません。
ちょっとトッピングを加えるだけで、1000円はすぐに超えます。
そういうお店が増えています。
世界では、「具」によって、「価格」が変わってきます。
日本も、もっと「具」で、値段の差異が出てくればいいのにな、と思っていました。
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
ジャスト1000円の「特製煮干し中華そば」です!!
三種類のチャーシューがまぶしく輝いています。
スープは、やや黒ずんだ淡麗スープ。
カイワレ大根となるとが印象的です。
渡なべスタイルのぶっといメンマが三本に、
のり三枚、そして、味付け煮玉子。
豪華で具だくさんの煮干しラーメンになっています。
こちらのスープは、まさに「煮干しの醤油スープ」です!!
(九十九里産の)煮干しの旨みとしょっぱさがダイレクトに迫ってきます。
このしょっぱさ、ハンパないです!!
そして、迫りくる強烈な煮干しの旨み!!
でも、ドロドロ系の煮干しスープじゃないので、くどさはなし。
なんというか、「キレキレの煮干しスープ」って感じ!?
旨みもしょっぱさも半端なく、そしてどこまでもスタイリッシュ。
都会的でシャープでキレのあるストレートな煮干し味。
店主さんともお話したのですが、こういう淡麗の煮干しラーメンって、
千葉市内だと、やはり「海空土」が挙がってきます。
が、こちらの煮干し中華そばは、海空土とは別のアプローチとなっています。
海空土もクリアで煮干しの旨みが炸裂するラーメンを出していますが、
ここ、一二三屋のスープの方向性は、ちょっと海空土とは違います。
海空土よりもよりストレートで、より攻撃的で、より凶暴(!?)。
「じんわり美味しい」とは言わせない、凶暴で攻撃的なスープ。
煮干しと水とかえし(タレ)で作る究極の煮干しラーメン…。
(ただ、その構成上、海空土ほど複雑さはないかな、と…)
直球ストレートの煮干し味と言えばいいのかな??
僕はこういうストレートなのも、大好きです!!
麺は、こんな感じ。
「粋や」の時は、自家製の手打ち麺なのですが、
この「一二三屋」では、製麺所の麺を使用しています。
が、スープが圧倒的にパンチがあるので、ぐいぐい食べられます。
製麺所の麺は、やっぱり「プロの麺」だし、しっかりしているわけです。
(自家製=いい麺というわけでもない、といつも心しています)
食べやすい中太やや縮れ麺でした。
量も適量かな。。。
で、チャーシューも、新定番の低温調理チャーシューで柔らかかったです。
このチャーシューとスープの相性も良くて、ちょっと感動でした。
柔らかくてもちもちっとした食感がやっぱりたまりませんでした。
スープがとっても美味しいので、あっという間に…
煮玉子は、こんな感じで、半熟でプルプルでした。
煮干し好きの人にはたまらない一杯だぞ!!、と。
濃厚だけどすっきりタイプの濃厚煮干しもいいけど、
この煮干し中華そばこそ、是非味わってもらいたいですね。
ここでも、なぜか「濃厚」よりも「より攻撃的な味わい」になっていました。
さすが!!
和え玉もあります。
僕は、これ以上太るわけにはいかないので、我慢しました(;;)
ああ、太らない体質なら食べるのに…
***
というわけで、一二三屋の二回目のレポでした。
また、近いうちに行きたいと思います。
2019年、粋や+一二三屋、できるだけ来たいな、と思いました。
大満足!!