Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

現代日本の男論

面白い記事があった。

このところの海外旅行人気で、ゴールデンウイークの成田空港の利用者は前年を上回る見込みだ。財団法人日本交通公社の推計では、昨年の20代女性の出国率は、24・42%と前年の22・40%から増加。14年ぶりに性別世代別で最も高い伸び幅を示した。一方、20代男性の出国率は12・78%と3年連続減少、意識調査でも若手男性は受け身の姿勢が目立ち、外出より家で楽しむ「巣ごもり」傾向が海外旅行にも及んでいるようだ。…

…昨春から、20~30代の女性旅行客が増加。航空機の燃油代の一部を旅客が負担する燃油サーチャージが実質的になくなり、海外旅行の“お得感”が強まったためという。不況で男性ビジネス客が減少するなか、昨年の海外旅行客約1540万人のうち、20代女性は最多の約167万人だった。

引用元はこちら


昨年の女性の海外出国率は、24、42%。
で、男性の出国率は、12,78%。。。
女性の約半分しか、男は海外に行っていない、ということになる!

海外経験の男子が増えている(あるいは女子が増えている)、
ということは、女子の経験が男子よりも豊かだ、ということだ。
(でも、それって、昔からそうだった気もするんだけど・・・)

海外にでると、やはり世界が広がる。
広い世界を経験した女子は、狭い世界におさまる男子に魅力を感じなくなる。
日本の男子は、ますますとじこもっていく。

「巣ごもり男子」… 

昨年の海外旅行者の数は、1540万人。
で、一番多いのが20代女子で、167万人だったんだと。。。 
女性の海外への関心の高さは何ゆえなのだろう??
僕自身、女性の方がはるかに男性よりも海外への関心度が高いと感じる。

日本の男たちは、もっともっと海外にでるべき時だと思う。
海外で一度、これまでの自分をリセットしてきてもらいたい。
そういう経験をもっともっと多くの男性にしてもらいたい。

別にどの国でもいい。ドイツじゃなくても、、、(苦笑)

これからの時代は、ますますグローバル化していくだろう。
ローカルな視点も絶対に欠かしちゃいけないけど、
もはやローカルに留まってはいられない時代だとも思う。

***

もう一つ、気になる話題があった。

総務省が30日発表した労働力調査によると、2009年度の男女別の完全失業率は男性が5.5%、女性が4.8%で、男女間の開きは0.7ポイントと過去最大になった。産業別の就業者数を見ると、男性が多い建設業と製造業は減少し、女性の進出が進む医療・福祉は増加傾向にある。…

男性の失業率は1980年代から90年代中ごろにかけ、女性を下回る傾向が続いたが、98年度に逆転。それ以降は男性の方が高い。建設業の就業者数は97年ごろピークを迎えた後、減少傾向に転じており、男性の失業率の大きな押し上げ要因になっている。

10年3月の産業別就業者を、比較可能な02年の3月と比べると、建設業は公共事業減少のあおりで139万人減少。製造業も相次ぐ工場の海外移転で180万人減った。これに対し、医療・福祉は高齢化を背景に183万人増えた。 …

引用元はこちら


かつては、男性よりも女性の失業率の方が常に高かった。

が、今の時代、それが逆転してしまった。。。

男性はますます就職することが難しくなっている。
黙っていても職にありつける時代ではないのだ。
右肩上がりの高度経済成長は見込めない。
医療・福祉にみんなが行ければいいけど、
この世界のスキルは、今の教育ではなかなか身につかない。

建設業、製造業での雇用に期待がもてない今、
これからの男性はどんな仕事をすればよいのか。
公共事業で仕事を(半ば無理やり)作ってしのぐ方法は使えない。

かといって、全ての人がサービス業に行くというのも現実離れしている。

***

日本男子はますます苦境に立たされつつある。

今後、日本の男性が生き生きと生きられるために、
どんな手立てが、どんな支援が、どんな教育が必要なのだろう?!

このままだと、日本の男性は本当に危機的状況になってしまう。

日本の男性の未来を考える時期にきているのかもしれない… 

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