世の中には、不思議なことが色々と起こります。
ラーメンの世界でも、時折不思議なことが起こります。
2021年の千葉市内で、僕が一番不思議に思ったのが、、、
タンメントナリ
が稲毛区の山王エリアに登場したことでした。
このお店がまだ営業前に店舗を改装している頃に、たまたま見かけました。
ここに書いてある文章がよくまとまっているので、そのまま使います…💦
知らない人向けに言うと、タンメントナリは、タンメンがメインのお店なんですが、実は00年代に大ブームとなった「六厘舎」の隣(トナリ)で(当時の六厘舎のスタッフが)実験的に営業を開始したことから「トナリ」と命名された歴史をもつんです。当時は「タンギョウ(タンメン&ギョウザ)」がすごく話題になりました。
>2010年に木場(東陽町)のトナリで食べた僕の実食レポはこちら!
その後、色々あったと思いますが、急成長を遂げた六厘舎は「株式会社松富士食品」となり、どんどん規模拡大路線を突っ走っていきました。その傘下にあるトナリもまた、その流れの中で規模拡大してきました。
こちらによると、2005年に六厘舎が創業して、2007年に株式会社化して「松富士食品」となり、2009年にトナリが木場(東陽町)に誕生した、という感じですね。創業者はご存知三田遼斉さんですが、現在の社長さんは竹田和重さんという方。
11年前に木場で実際に僕が感動したあのタンメンが僕の自転車圏内にやって来てくれるとは…😂
六厘舎もトナリも、まだこじんまりとした時期に食べに行ったお店です。
それこそ、濃厚豚骨魚介ブーム真っ只中で長い行列に並んだものでした。
でも、それも今は昔のこと。
今や、六厘舎グループはラーメン業界では超大手?で巨大組織になっています(個人的には、あれよあれよのうちにどんどん巨大化して、拡大路線を突っ走ったように見えます)。よく言えば、「成功したお店(会社)」であり、悪く言えば、「誰のお店か分からないお店(会社)」になったかな?!、と。
それに、ここは自社工場ですべて作ることも公言していて、そこに迷いはありません(苦笑)。
こちらのお店は、ずばり「タンメン」と「ギョウザ」と「カラアゲ」を基軸にしたお店。
タンギョウとかタンカラとか、ハイカラな言葉が並びます。
その原点は、今はなきさぶちゃんの「半チャン」だと思われますが…
こういう麺類+サイドメニューのセットのネーミングもまたトレンドの波の中に…
…
しかし、それにしても、なぜ駅前や繁華街ではなく、この場所に?!
店内はすごく広くて、開放感があります。
券売機は、こんな感じで、お金がかかってそうです(苦笑)
店内か、お持ち帰りかをまず選びます。
コロナの影響で、お持ち帰りがスタンダードになってきましたね。
でも、僕はやっぱり店内での実食にこだわりたいな、、、
こちらが、基本のメニューになるのかな?!
定食①は、ギョウザ定食とカラアゲ定食ですね。
これで、お腹いっぱいになること間違いなし👆…かな?!
このボリュームで、940円は…、今の時代としては高くはないかな?!
そして、定食②
このお店は、どうも定食を食べさせたいみたいですね(苦笑)
味噌系と辛激系の2バージョンがあります。
そして、僕の心をとらえたのが、、、
旨・痺・辛!の三拍子!
麻辣タンメン(890円)
です\(^o^)/
麻辣味のタンメン、想像できません!(;´∀`)
ゲソタンカラも気になるところですが、、、
まずは、麻辣タンメンと通常のタンメンかな?!、と…。
…
いったいどんなタンメンなのでしょう?!
ジャジャーン!!!
こちらが、タンメントナリの期間限定(?!)、
麻辣タンメン
です!!✨
昨年12月15日から登場している限定タンメン。
いいですね~~。ジャンクなヴィジュアル!!
なお、ここではニンニクじゃなくて、「ショウガいれますか?」と聞かれます。
G系インスパの要素も取り込んだタンメンなんですね~?!
麻辣味の挽肉に、特製麻辣油が注がれています。
zoom up!
スープを飲むと、、、
「おおお、、、痺れの効いたパンチのある味噌系の麻辣スープだ…🔥」
ってなりました。
痺れを感じる辛味噌タンメン、という感じ?!
そんなに凝った味わいではないですが、超hyper攻撃的なタンメンになってます。
昔ながらの中華食堂で食べるタンメンとは全く異なるアプローチのタンメン。
っていうか、これは、タンメンなのか?!?!、と💦
二郎系~G系と違って、もやしだけじゃなくて、キャベツや白菜やニンジンやニラやキクラゲなんかも入っています。
野菜たっぷりで、ジャンクな辛味噌味のタンメン。
そして、徐々に生姜の風味が強くなっていくという仕掛け。
なんか、このエリアにこのお店を出した理由も少し分かってきたかも!?
(駅周辺や歓楽街に集まる人向けの味じゃない…というか?!)
麺はこんな感じです。
うん、太くてやや平打ちタイプのワシワシ麺になっています。
ゴワゴワっていうよりは、わりと滑らかでツルツルっとした食感。
この麺、いいなぁ~~…。
食感もいいし、食べ応えもあるし、量もいっぱいだし…
…
そして、、、
ジャジャーン!!
タンメン
です!!
豚骨ベースの濃厚なタンメンになっています。
こちらのタンメンについては、オフィシャルHPの説明が一番分かりやすいかな?!
厚生労働省が推奨する成人一日あたりの野菜摂取量は350gと言われている。しかしながら、同省の国民健康・栄養調査(平成22年)によれば、一日あたりの平均摂取量は281.7gと、目標の80%しか摂取できていない。
「タンメン トナリ」のタンメンに使われる野菜は、一杯あたりなんと360g。季節の野菜をたっぷり取り入れた同店のタンメンは、野菜不足が叫ばれる現代人にぴったりの野菜たっぷりなラーメンなのである。
このタンメンは、とにかく野菜をいっぱい食え!っていう…
そういうコンセプトのタンメンみたいです。
zoom up!
こちらのスープは、上の麻辣タンメンよりもはるかにヘビーな味わいです。
スープがとにかく重くて、いい感じです🍜
豚骨ベースのタンメンスープって、すごく珍しい気がします。
六厘舎グループということで、濃厚豚骨タンメンになっていて、これは強烈なスープです。
だって、こんな濃厚豚骨系のタンメンなんて、他にはないでしょうに…、と。
麺はこんな感じです。
やっぱり、太い平打ちのやや縮れ麺になっていますね。
見た感じだと、パスタの「フィットチーネ」に似た感じ?!
フィットチーネのような麺で食べる濃厚豚骨系タンメン。
タンメンが好きな人も、そうでない人も、是非これは食べてほしいですね。
***
というわけで、、、
遂に千葉市の山王町エリアに登場したタンメントナリのレポをお届けいたしました。
限定の麻辣味噌タンメンも、野菜たっぷり豚骨タンメンも、パワフルな一杯でしたね。
…
しかし、やっぱり謎は残ります。
「いったい、なぜタンメントナリがこの山王町エリアに出店したのか」。
この謎を解く鍵はいったいどこにあるのか?!
もともと、地味に激戦区エリアでもありますが…
ここで、食べていて思ったのは、『らーめん才遊記』4巻に出てくる「とん汁ラーメン」かな?!
あえて、人の集まる歓楽街ではない場所に出店する、と。
駅チカや歓楽街よりもテナント料が安くて、車の交通量も決して少なくありません。
これもこれで、一つの戦略なんだろうなぁ…
駐車場は、お店の前にいっぱいあります!!
この場所は、さすがに車じゃないと、難しいですからね。
近所に住んでいる人だけじゃ、経営的に成り立たない…
でも、車のお客さんの心を掴めば、この場所で十分にやっていける。
事実、このトナリの隣りにある『横浜家系ラーメン㐂濱家』は連日大盛況ですからね。
人はいるんです。みんな車ですけど、、、
そういう人たちのことを考えると、これはこれで「あり」なんだろうなって。
…
トナリ監修のカップ麺もあります!
このカップ麺は食べたことがあるぞ!?!…