先日オープンしたばかりのお店。四街道と都賀の間にあるお店。もともとはカレーの専門店だったようだ。カレー屋さんからラーメン屋へと転向したお店らしい。現在、千葉拉麺通信でも話題になっている。
お店は、国道64号線沿いにある。駐車場もあった。お店はとてもラーメン屋さんには見えない♪ おしゃれなレストランにしか見えない（もともと手作りカレー＆オムハヤシの専門レストランだったのだから、そりゃそうか・・・） 店内は広々としていて、おしゃれなテーブルと椅子が並んでいる。土気の【樹幸】のような感じかな。ただ樹幸よりもかなり広い。テーブルも大きい。こりゃ、絶対にラーメン屋さんには見えない！（写真上） ＊これまでは、2006年6月開業の「まんぼお亭－カレーとオムハヤシとスイーツのお店」というお店だったそうだ。
ラーメンの種類は一種のみ。醤油ベースのラーメンのみ。チャーシュー麺、ワンタン麺、ネギラーメンなど、トッピングによって幾つか種類があるが、スープはどれも同じ醤油味。メニューに、ラーメンの説明が書いてある。「地養鶏のもみじとガラ・豚などの肉系と昆布・鰹節・鯖節・宗田節などの魚介系を合わせたＷスープに干し椎茸や香味野菜の出汁が加えています。ちなみに麺の量は、１５０ｇです」。この説明を読む限り、かなり本格的なラーメンが提供されているようだ。一体どんなラーメンなんだ？
注文してすぐに出てきた（待たせないお店だ！）
醤油ラーメン（600円）＋味玉（100円）
チャーシュー麺（800円）＋味玉（100円）
見た目的には、かなり洗練されたラーメンだ。ごてっとしてなくて、スマートで、スタイリッシュ。黒茶色いスープは紛れもなく醤油ラーメンだ。が、スープを飲んでたまげた。他にない味というか、かなり質の高い味わいだった。野菜の旨みが存分に出たあっさりＷスープラーメンだった。魚介の香りも入っているんだろうけど、それほど魚介が強いわけではない（最近の魚介ラーメンは魚介の風味が強すぎだ！）。なんていうんだろう、佐野さんの【支那そばや】のラーメンっぽいっていうか、【ちゃぶ屋】のラーメンっぽいっていうか、すごくスタイリッシュで深みのある味わいなのだ（味が似てるっていうより、味の雰囲気が似ているのだ）。すっきりしていて、味に重層感があって、複雑なんだけど、一本芯の通っているラーメンというか。もちろん、鶏ベースの醤油スープなんだけど、一筋縄ではいかない味の豊かさがある。洋風スープっぽいって言えばいいのかな。【洋食や】の技術が生かされたラーメンなのだ。また、ほのかに貝の風味もあって、幡ヶ谷の【不如帰】っぽさも感じなくもなかった。（ここまで書けば、どれだけこだわりのラーメンかは分かっていただける・・かな？！）
このお店、チャーシューがまたこの上なく旨い。肉嫌いの人でも食べられそうなほど。ジューシーさがあるものの、油っぽくない。で、結構肉厚で、味がしっかりついている。スープ自体に貝の出汁が入っているのかな？と思ったけど、実はこのチャーシューに牡蛎ソースがかけられていたのだった。味玉も、「お手本」ともいうべき完成度を誇っていて、味付もしっかりとされている。麺は、黄色い普通の太さの麺だった。なんてことない麺だが、スープにはぴたりと合っているように思えた（ただ、麺は今後改良する余地あり・・かな？）
また、後のせの薬味として、生玉ねぎのみじん切りと魚粉が用意されている。魚粉は、鰹節、鯖節といった節モノと煮干しが荒削りされたものだった（写真下）。
無料サービスの調味料／薬味
さらにさらに、このお店の自慢は、平日に、【日替わりミニランチ丼】（200円）が提供されていることだ。今日はあいにく日曜日だったので、食べられなかったが、平日の昼間だったら、日替わりミニ丼も同時に楽しむことができる。また、【辛ねぎミニ丼】（250円）と【チャーシューミニ丼】（300円）はいつでも食べることができる。今日は【辛ねぎミニ丼】を食べてみた。
【辛ねぎミニ丼】（200円）もまた他にない旨さがある！
僕的には、かなり気に入りました。石神師匠には是非食べてもらいたいかも。こういう雰囲気で、こういう味のラーメンだったら、石神師匠も気に入ってもらえるのではないか？と思った。ただ、まだ開店してすぐ。味もこれから変わっていくことだろう。もっとレベルがあがったら、石神本のハガキに書いて送ってみたい、そう思わせる一杯だった。味よし、雰囲気よし、キレイさよし、接客よし、と、大満足。ただ、立地条件だけはよいとはいえないと思った。またすぐに行きたいラーメン屋さんです。
らあめん工房まんぼお
千葉市稲毛区小深町3-1
043-424-3239
月曜日OFF
