散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

何でもない一日

2006-10-27 20:54:49 | 思考錯誤



一昨日電車の中で不思議話を書いてみようと思いついた。鍵は万聖説、沼、森、光、本の5点だ。これは私の頭の体操なのである。
話が面白いかどうだかはとりあえず棚の上に上げておいて5つの鍵が入ってうまくつじつまが合うかどうか?長々書くつもりはない。昨日100字ほど書いたけれど、”事件”が起こったところで急に転んだ。もちろん私は遊びで書くわけだから転んだら破いて捨てればいいのだが、解けないパズルを遣り残したようで気持ちが悪い。
話変わって。
今日、友人を見送りに飛行場に出掛けた。帰りに飛行場から電車乗り場まで、ほんのわずかな距離だがモノレールに乗るのだ。私は始めてなのでモノレールの進行方向先頭に陣取ってちょっぴりわくわくしりもした。カーブに来るとちょっぴりグラリとゆれる。対向車が向こうに見えてちょっぴり怖い気もする。二駅間はあっという間で到着したのが残念なくらいだ。ついでに街を歩いてみた。
今週の日曜日は13時から18時まで店の営業が許される日だ。日曜の営業を許すの許さないのと時々論議が持ち上がるけれど、私は日曜日が休みであることに別段不便はないし、必要はないとおもう。年に二回ほど許される日曜営業は、イヴェントを伴うことが多いが、今年はライン河沿いの草原に仮設スキー場が出現するらしい。
どんな規模なのだか知らないけど、面白いのかどうか?
本屋に立ち寄る。
安売りの中にリルケの短編集やサラ・キルシュの詩集などが埃をかぶって、私に目配せしているのを見たけれど、あいにく今日は小さいカバンしか持っていなかったし、カバンの中には中国食材店でかった”ニガ瓜”とか"麺類”に占領されているし、それ以上の重さに耐える気もないので本には次の機会まで待ってもらうことにした。
店頭にはドイツ前首相ゲルハルド・シュレーダー氏の自伝が積まれている。こんなもの読む人がいるのだろうか?と思っていたら意外にも売れているらしい。まあしかし昨日発売されたばかりだから、これからどうなるかはわからないけどね。
そろそろハロウィンを通り越してクリスマス用品が並び始めている。もっともハロウィンはもともとドイツでは行わない祭りで11月1日の万聖節が祝われる。(カトリック)
毎年ビレロイ&ボッホのクリスマスデコレーションが新しく出るのだが、動物などを模った陶器の小物入れがあって楽しい。今年のシリーズがもう並んでいて、アルプスマーモット、リス、フクロウ、鹿の4種類が並んでいた。マーモットがなんとも可笑しな顔をしていたのでちょっと欲しくなった。
そうこうしているうちに足もくたびれてしまい、とぼとぼと帰ってきたんだけど、昔は一日歩いていてもぴんぴんしていたのになあと、時間の経過を無視して憤慨してしまう。
というわけで、解決しないパズルは相変わらずそのままだし、足は棒になっているし、書きかけの話と同様私の動向は無意味に無駄な動きを繰り返しつつ街を彷徨った一日だった。
今、この瞬間瞼は指で押さえないことにはパタリと閉まりそうだ。
おやすみなさい。

夏のような秋の一日の陽射しを切り取る

2006-10-27 06:20:46 | 思考錯誤







ラジオでもテレビでも夏のような秋の一日を報道していた。
ところによっては27度もあって、水遊びする人々が水場にたまったり、陽だまりでサングラスにアイスクリームという人々で街のカフェは溢れていたのだそうである。
昨日から「明日は暑くなる」と何度も聞いていたので、私もかなり期待していたが
ここはそれほどに暑くなることもなく、なあんだそれほどじゃあないなあと仕事場の窓から外を眺めた。
明日は天気はよさそうだが気温は平常に戻るということ。

さすがに気温のせいか水を飲みたくなって小さなペットボトルをあっというまに飲み干した。ペットボトル青い透明シールが巻いてある。
空のボトルを透かしてみたら、ぼんやりした景色が夢の中のようで面白い。