散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

今朝のテラス

2010-06-10 15:52:20 | 植物、平行植物








最近、人人(ひとひと)間のつながりが思わぬところで繋がる事が立て続けにあって、世間は狭いものだと驚きもしたけれど、
悪い事は名前を伏せてもしゃべったらまずいと思う。
先日ある人が話題にした人間の話と昨日話題になった人が同一人物だった。別に悪口であったわけではないが、ちょっと驚く。

そんなわけで、改めておしゃべりには用心すべし。何処に流れてどんな形に変形してしまうかわからない。


ホームページを作り変える、または更新するのが面倒でほうっておいたら、一体どうしちゃったのか? データーが古いよと言われてしまったので
手を入れたいが何しろ当時HTML エディターで一つ一つ書いて行ったのだが面倒くさい。
適当なホームページビルダーを使えばいいじゃないかとよく言われるが、それも嫌だ。といっているうちに、今ではやり方を忘れている。
もう一度本を読んで勉強しなおすのも面倒になっている。いまどき良いソフトもあるのでしょうが。。。兎に角シンプルにしたい。
ホームページを見ることができるか?と聞いてくる人も多いので、作品近況と展覧会情報をアップしておくのにもう一つブログを立ち上げてみた。
これも結構厄介になるかもしれないが、とりあえず。。これで間に合わせておく事にしようと思う。
そしてやっとやる気が出たらホームページを書き換えてブログを処分するつもりだ。






開花メモ

2010-06-06 11:06:30 | 植物、平行植物


Teaging Georgia 大好きなバラ。香も良し。



Jacques Cartier 花散る間際の青ざめた色も良い。





メモ:

今日はオープニング。

展覧会以外の余興盛り沢山企画。
友人が尺八を吹いてくれる予定。
おにぎりと玉子焼きを持ってくる友人。
黄色い花の苗(何の花だか彼女の説明では不明)を持ってきてくれる友人。
気分はピクニック。


午後から雷雨予告。


植物

2010-06-02 08:50:11 | 植物、平行植物
植物メモ


 ワサビ

 パンダナス

 レモンユーカリ

 ユスラウメ

 アヤメ

ワサビはこれから上手く育つかどうか?難しいだろう。(自信が無いなら手を出すな)
パンダナス。この木が万が一大きくなっても私としてはあまり魅力は無いのだが、ハーブにはつい手が伸びる。(勝手な言い草)
レモンユーカリ。これはレモンバーム、レモンバーベナと同質の香。とても良い。これは大きく育って欲しい。(これも勝手な言い草)
ユスラウメの種を去年日本から持ち帰ったものを蒔いておいた。発芽率良好、全て発芽。上手く育って欲しい。盆栽にしたい。
アヤメ。友人の庭から分けてもらったもの。美しい。水盤に活けたい。




ジャック カルティエ

2010-05-27 09:49:43 | 植物、平行植物
やっと今年も会えた。


この甘い香を雨露に閉じ込めておく事ができたら素敵だ。



















                         


オペレーション「Top Kill」 で原油流出事故が収まってくれるだろうか?
今朝のニュースでは今のところ順調に進んでいるという事。
成功裏に終わる事を祈る。



花肖像

2010-05-18 18:33:33 | 植物、平行植物








昨日は友人が近所の広場にある壁に絵を書くことになっていたので手伝うつもりだったが、雨が降リ出してしまい、下塗りさえも大方洗い流されてしまう始末。
仕方ないので、秋にあるプロジェクトの相談事をしながらサンドイッチを食べた。夕方から寒気と体が痛くて早々にベットにもぐる。

今日はアトリエ出勤。
やはり下地塗りをして乾くのを待つ時間はじめてしまったパズルに頭からはまり込んで抜けなくなり、結局何をしに行ったのだか不明。
5月中に仕上げなきゃいけないのに大丈夫なのだろうか?

アトリエの脇の出店で白アスパラ購入。
今日は1キロ3,90ユーロ。
寒いせいか苺はひどく高い。500g4.60ユーロ。。。で、素通り。


Moos

2010-05-15 10:07:05 | 植物、平行植物
これが10mくらいに背丈のある植物で、そんな森の中を歩くところを想像しよう。



視線の位置、見方を変えることで面白い世界を見つける。




毎日使っている言葉。何気なく使っている言葉。
言葉の難しさを痛感する場面に出会う事がある。
例えばメイルは手紙よりもつい気楽に書いて送信してしまうことがあってこれは曲者。
短い言葉で相手に伝えることの難しさ。ましてや沢山の会話を交わした事の無い相手に伝える事は難しい。
誤解の無いほうがおかしいくらいだ。
同じ言語を使っているつもりでも、実際には乗っている情報にズレがある。
返事を読んで初めて先方には私の言いたかった事が伝わっていなかった事がわかって訂正をしようとすればするほどに糸が絡まってしまい
どうにもならない気分で途方に暮れてしまうこともある。
ブログのコメントなどはなおさらで歯がゆいことがあるな。私のつたない文章構築力と無知ゆえ話の筋を理解してもらえない事など度々ある、短いやり取りの中ではなかなか修正は難しい。むきになって話を続けるのも大変難しいし見苦しいので結局そのままそうっと葬ってしまう。
国が違えば言葉のニュアンスが変化して誤解を受ける事だってあるしね。
日本の知人がとてもナイーブな人ですという表現をした事がある。日本では比較的肯定的な表現として使われるけれども
ドイツでの「ナイーブ」は世間知らず、単純、間抜け。。。といったニュアンスだから受け取り方が変わってしまう。
同じ言葉を使う同国人間でもニュアンスが異なる事だってある。時々一体何の話をしているんだっけ?と不安になる。
あがけばあがくほど思いがけない方向に話が流れて、自分が原因の発端だとしても不思議なもつれの中で嘆き、言葉は不自由な物だと気が付くのだ。
そんなことを考えれば考えるほどに書くことが簡単にできなくなってしまうけれど、
そこで話を諦めてやめてしまっては何も生まれず何処にも進めない。
極力言葉に気をつける事と同時に、完全に100%の伝達は不可能である事を頭の隅においておく。
これは肝に銘じておこう。難しいけれどね。


アルム+ヨーロッパブナ

2010-04-28 08:49:43 | 植物、平行植物
Gefleckte Aronstab (Arum maculatum)



今頃は森の中でひときわつややかに光る葉の茂みがまだ下生えの少ない地面に目立つ。それほど目立つ植物ではないとは言え、葉の間から仏炎苞がのびている様子は面白い。
シュウ酸塩などを含む有毒植物だが、エリザベス王朝時代にこの塊根の澱粉で衣服や紳士の鬚を整える糊としたらしい。あのひらひらした立て襟などを糊付けするのだろうね?

また16世紀の植物学者Tabernaemontanusのよれば、"美容の植物”であり当時の女性達は、Aronstabを蒸留し化粧水として使えば皺取り効果があるとされてこぞって使われたとのことである。毒を持って美しさを保つ。
また、うら若き女性が舞踏会に出かけるおり靴の中にAronstabの根を忍ばせ、素敵な若者が私を見初めるように」とまじないの言葉を唱えたそうだ。
さぞ踊り難かったことに違いない。場合によっては含有成分によって炎症を起こしかねない。
Aronstabの化粧水は毒で皮膚が一時的に突っ張って皺が目立たなるのだろうか?いずれにせよ後で肌荒れを起こさなかったのだろうか?
昔も今も美しくなる為の、老いを先延ばしにする為の努力は涙ぐましく、またなかなかに危険な行為にも人を走らせる。









Rotbuche(fagus sylvatica) ヨーロッパブナ 



可愛らしい芽を見つけた。よくみればヨーロッパブナの種殻が付いているので、それとわかった。友人が話してくれるには子供の頃、ブナの実をBucheckerと呼んで拾っては食べたそうだ。小さい実を割るのでかなり手間のかかるものだが、沢山の時間を腕一杯に抱えている子供時分にはこれを拾って齧りながら遊ぶのも楽しかった事に違いない。19世紀、または戦後の食糧難時代にはこの実から油を絞り食用にランプ用に利用したという。
民間信仰ではこの木に落雷が少ないと信じられていた。雷が鳴ったら樫の木を避けてブナに走れというものだ。
実際は他の樹木と同じ様に被害は受けていても、この木のストラクチャーの所為で落雷があっても樫のように割れず被害が目立たなかったのでそんな言い伝えがあったのかもしれない。やはり雷が鳴ったら木下に立つのは危険。





Adlerfarn

2010-04-27 14:59:17 | 植物、平行植物
独名 Adlerfarn
学名 Pteridium aquilinum
和名 ワラビ





世界中の羊歯の棲息適地に繁殖している一般的によく知られた種類だ。50cmから2mほどに成長するが、条件によっては4mほどにもなるという。4mの羊歯の林を歩いてみたい。古生代の森を歩く気分に違いない。
Adler=鷲 Farn=羊歯植物 の意である。学名 Ptridiumはギリシャ語ptéris=羊歯、éidos=形状 から来ており、aquilinumは鷲の様なという意だそうだ。
名前の由来は葉が"鷲の鉤爪”のように見えるという事によるらしいが、しかしよくみれば葉が勢いよく茂る様子はまるで大きな鳥が翼をひろげた姿のようでもある。
うっそうとしたAdlerfarnの茂みは神秘的で大好きだ。
全草にシアン化水素などの有毒成分が含まれているのでこれを食べて中毒する動物もあるが、人間様はそのくらいの毒など物ともせず手を加えて無毒化し食べてしまう。
食べ物の乏しい時代には食物を探して森や野に出て、色々な植物を腹の足しにしたことだろう。自ら人体実験を繰り返しながら摸索試行し、時には命を落とす者も少なくは無かったろうから命がけだ。
しかし、お金さえあれば美味しい物を何でも入手できるこの飽食の時代にさえ目の色変えて有毒植物を摘み食べようとする。この飽くなき食への希求は一体何なのだろう?
。。話がそれてしまいそうなので、羊歯に戻す。

ところでワラビを食べるのは日本や韓国だけではないようで、ニュージーランドあたりでも食用されるらしい。またカナリア諸島ではワラビ粉でパンを焼くのだそうだが、どんなものだか食べてみたい。
秋に根を収穫し乾燥させて粉に挽けばいわゆるワラビ餅の原料になる。私は子供の頃ワラビ餅というあのふがいない食感は好きではなかった。
特に黄な粉と黒蜜で食べる甘味が好きではなかったということもあるが、今ならワラビ餅が目の前に出てきたら喜んで頂く。

カナダでは羊歯の若い芽を"têtes de violon"(確かにヴァイオリンの糸巻き部分と形状が似ている)といって市場で売っているのを見かけたという話も聴いたので、調べればバターいためやキッシュに焼きこんだり、グラタン、スープにサラダにと新芽のまだぐるりときつく巻いた羊歯の芽を使うレシピが沢山出てきた。成る程ワラビの食べ方としては美味しいに違いなので試してみたい。
(ワラビの乗ったピザなんかもおいしそうだ。)

また他の効用としては、3月から5月までに収穫したAdlerfarnの乾燥葉を靴の中に敷いて履くと疲れた足、冷えた足を癒す効果があるという。
4Lの林檎酢にAdlerfarnの根を含む全草を刻んで3日間漬け込み漉したものは痛風、リュウマチ、こむら返り、火傷に効く家庭薬でもある。

今までに50mもある1000年の古い根株を持つAdlerfarnが発見された事もあるそうである。
そんなことを考えながらどうしようもない人間の一人である私は食欲と止む無き食への希求から森に出かけ、森を壊さぬように気を付けながらワラビをつくづく眺め鑑賞し、そして少しだけ収穫してまるで宝を見つけた如く嬉々として帰路に付く。







目に染み入る青

2010-04-21 00:00:33 | 植物、平行植物
独名: Blauroter Steinsame
学名: Lithospermum purpurocaeruleum




目の覚めるように青い。
先日の展覧会オープニングに友人がこの小さな青い星がこんもりと茂った鉢を携えてやって来てくれた。

昔この植物も消炎効果のある薬草として利用されたという事だが、現在は使われない。
。。。とはいえ、この美しい花は見ているだけで、疲れが癒えるという効果を持っている薬草だ。




青いといえば今日の空。
Steinsameの花ほどの青さは無いけれど、気持ち良い空色。
仕事場を出る頃も最近は明るい。空を見上げるとこの2日みなかった飛行機雲が沢山見えた。

今日は特別許可のおりた飛行機だけが飛んでいたらしい。

また寒が戻ってくるらしい。農家では果樹の花が心配だろう。
私ももう零下なんてごめんだ。




城の植物市

2010-04-07 05:43:15 | 植物、平行植物
Viola odorata ‘Sulphurea’(ニオイスミレ‘スルフレア’)



Tagetes filifolia (Lakritz-tagetes,リコリス・マリーゴールド)
 





Schloß Dyck 植物市にて購入。

Lakritz Tagetesを齧るとほんのりリコリスの香と味がある。
サラダに入れたり、お茶にしたり、お菓子に使えるとカードに記されている。
クリームオレンジ色のニオイスミレは萼の辺り、花びらの根元がうっすらと紫色で品の良いやさしい色合いである。
しかしニオイスミレと言うがほとんど香を感じない。
面白い野草もいくつか見つけたが高価であることと難しそうなのとで断念。
まだ土替えも終えていないので今回はこれまで。。。
いずれにせよ園芸虫の大発生はこれからだ。





今日は久々に一日中快晴、しかも暖かい。18度。
それなのにPCの前で釘付けの一日だった。
明日も天気は続きそうだ。