ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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畠中 恵 『百万の手』

2010年11月30日 08時32分33秒 | 本棚
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しゃばけシリーズの畠中恵 初の現代小説・・・
 
帯のままですが・・・
 
 
僕、音村夏貴はときどき過呼吸の発作を起こす十四歳。
ある日、親友の正哉が目の前で焼死してしまった。どうして・・・。
悲しみにくれる僕の耳に、慣れ親しんだ声が聞こえてきた。
死んだはずの正哉が携帯から語りかけてきたんだ!
あの火事は不審火だった!?
真相を探るために僕は正哉と動き出す。
少年の繊細な心の煌めきを見事に描いた青春ファンタスティック・ミステリの傑作!(カバー裏あらすじより)
 
昔ですがこれと同じような設定の夢を見た事が有りまして、私の見た夢がそのまま小説に成った!
 
そんな気がして即買いし一気読み。
 
私の夢とは違ってましたが面白い作品でした。
 
ちょいと残念なのは死んだ正哉が語りかけてきた携帯が物語の途中で燃えてしまって、正哉との二度目の別れのシーンが何か物足りない。
 
途中から真相を探る夏貴の相棒は、夏貴の母と再婚予定の東とのコンビに成る。
夏貴と東とのコンビも良い味出してますが、正哉とのコンビも最後まで続いて欲しかった気がします。
 
解説を書いてる坂木司さんが「贅沢な物語」と評しておりますが、私もそう思う。
 
正哉とのコンビのままで最後までストーリーを展開してくれたら、昔○HKでやってました「少年ドラマシリーズ」の「SFジュブナイル」的な雰囲気のストーリーに成ったと思うのですが・・・
 
覚えてないですかな?「夕映え作戦」とか「なぞの転校生」とか「未来からの挑戦」とか「幕末未来人」とか・・・
 
最近再映画化された「七瀬ふたたび」も少年ドラマシリーズでやってましたなー
 
もう一度観たい気がします。
コメント (18)
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