(2007年10月14日のダイアリーのつづきです)
「ライバルのチームと1点差!がんばろー!」という迫力に満ちた声が聞こえてきた。
……ええっ。そんなにせってるの?
私の数少ない知り合いのかたと話をしていると、わが自治体は去年総合優勝を果たしていること。いやその前年も優勝しているかもしれない。とにかく、この運動会に命かけてる(?)人がいることなどが遅まきながらわかってきた。
……この大会。負けられない。絶対優勝!!。
こんな見えない重圧が私の肩にずしんとのしかかってきた。
リレー(成人女子)と言えば、最後から2つ目の競技。ここでこけたらあとがない。あとは成人男子のリレーにかけるのみ。
<バトンを受けとる。全速力で走る。コーナーをまわる。……と、そのとき足がもつれて、前のめりになり地面に倒れこむ。ころがったバトンを見つけて、どうにか走り出す。みんなに謝りながら、私の運動会は幕を閉じる>という最悪のシナリオが私の頭をぐるぐるまわった。
「このまま、選手としてエントリーされてていいのか?」
こんな疑念の声が、頭の中にわんわんと響いてきた。
しかも身軽そうに見えたって、実際のところ自分は全速力で走ることを最近していない(汗)。
百歩譲って自分が身軽だったとしても、果たして「身軽=足が速い」と言えるのか?
前傾姿勢で走っていたよ…と言われたが、上半身の姿勢に下半身の動きがついていけるのか?
いきなり走って、肉ばなれをおこしたらどうするのか?
そもそも、なんで自分はリレー選手を引き受けたのか?練習もしていないのに。。。
……次々と浮かんでは消える疑問。
……こうなるともうだめだ。完全に運動会を楽しめなくなっている。自分の安易な返事と大いなるプレッシャーに押しつぶされそうだ。
……しかし。。。いったん引き受けてしまったからにはやらずばなるまい……。
そんなとっちらかった頭の状態で、午後の部2番目の「むかで競走」に参加。背の順で区切ったら、なぜか私が5人組チームの先頭になってしまった。
「いっちに、いっちに」のかけ声とともに待っている短い時間に、にわか練習をしてみる。
すると、運動会に命かけてる(?)男性が、私たちにアドバイスをし、げきをとばしてきた。
「先頭の人は、みんなを引っ張る!それが役目だから!その場で足踏みしていても進まない!足を外側に出して少しずつ進んで!今から足踏みしといて!バトンは両手で受け取って!」
……んげげげげー(汗)。
甘い気持ちで競技にのぞんでいた私も、さすがに真剣になってきた。
自分たちのチームはまあ大きな失敗もなく次のチームに無事バトンを渡し役目を果たしほっとした。
あー走り終わったー!とバトンを渡したその途端。。。私の足が急に前に出なくなった。
……へっっ?
と思った刹那、前にすってーん!と両手をついて転倒。掌にすり傷ができそこから出血。
……血だー(汗)いったーい!(泣)
もう、立ち上がる気力もなく地面であえいでいると、近くにいた同じ自治体の人が私の体を上に引っぱり上げてくれた。
やっと立ち上がり、歩き出すと。。。
や、や、これは。。。まずい。。。もも。ももが痛い。。。
筋肉痛なのか?ももを上げると痛くてどうしようもない。。。
ふだん使わない筋肉をつかったからだろうか。知らず知らずのうちに、筋肉にへんな力が加わっていたのかもしれない。
……少ししたら治るだろうか?一時的なものなのか。。。
不安をかかえながら、両脚のももが筋肉痛のむねを元締めの人に伝える。。。
みんな心配はしてくれているが、もう少し様子を見てみようということになった。
私の頭の中では、これで「リレーの選手という重圧から逃れられる」という安心感と、「ここで逃げる気か?」という自責の念の両方の声がこだましていた。
……結果。筋肉痛がひくどころか、ますますひどくなり、ももが上がらなくなったため、あえなく違う人にリレーの選手を交代してもらった。
ああ。なんか情けない幕切れだなあ。。。
まあ、リレー選手♪という夢を見させてもらった…ということでこの運動会に参加した意義があったかも。。。とひとりで納得していた。いや強引にさせていた。
……ん。いやまてよ。。。
それ以上に収穫があったのは。。。地域に友人ができたこと!かもしれない。
運動会の翌日仕事から帰ってきてポストをのぞいたら、小さな茶色の紙袋が入っていた。
元締めの人からのメッセージと大量の湿布。
……なんだかとってもうれしかった。
……でも成年男子リレー選手のように、来年に向けて今から走りこむほどの意欲はさすがにないなあ。。。期待してくれてるようだけど(Aさんごめん!)。
「ライバルのチームと1点差!がんばろー!」という迫力に満ちた声が聞こえてきた。
……ええっ。そんなにせってるの?
私の数少ない知り合いのかたと話をしていると、わが自治体は去年総合優勝を果たしていること。いやその前年も優勝しているかもしれない。とにかく、この運動会に命かけてる(?)人がいることなどが遅まきながらわかってきた。
……この大会。負けられない。絶対優勝!!。
こんな見えない重圧が私の肩にずしんとのしかかってきた。
リレー(成人女子)と言えば、最後から2つ目の競技。ここでこけたらあとがない。あとは成人男子のリレーにかけるのみ。
<バトンを受けとる。全速力で走る。コーナーをまわる。……と、そのとき足がもつれて、前のめりになり地面に倒れこむ。ころがったバトンを見つけて、どうにか走り出す。みんなに謝りながら、私の運動会は幕を閉じる>という最悪のシナリオが私の頭をぐるぐるまわった。
「このまま、選手としてエントリーされてていいのか?」
こんな疑念の声が、頭の中にわんわんと響いてきた。
しかも身軽そうに見えたって、実際のところ自分は全速力で走ることを最近していない(汗)。
百歩譲って自分が身軽だったとしても、果たして「身軽=足が速い」と言えるのか?
前傾姿勢で走っていたよ…と言われたが、上半身の姿勢に下半身の動きがついていけるのか?
いきなり走って、肉ばなれをおこしたらどうするのか?
そもそも、なんで自分はリレー選手を引き受けたのか?練習もしていないのに。。。
……次々と浮かんでは消える疑問。
……こうなるともうだめだ。完全に運動会を楽しめなくなっている。自分の安易な返事と大いなるプレッシャーに押しつぶされそうだ。
……しかし。。。いったん引き受けてしまったからにはやらずばなるまい……。
そんなとっちらかった頭の状態で、午後の部2番目の「むかで競走」に参加。背の順で区切ったら、なぜか私が5人組チームの先頭になってしまった。
「いっちに、いっちに」のかけ声とともに待っている短い時間に、にわか練習をしてみる。
すると、運動会に命かけてる(?)男性が、私たちにアドバイスをし、げきをとばしてきた。
「先頭の人は、みんなを引っ張る!それが役目だから!その場で足踏みしていても進まない!足を外側に出して少しずつ進んで!今から足踏みしといて!バトンは両手で受け取って!」
……んげげげげー(汗)。
甘い気持ちで競技にのぞんでいた私も、さすがに真剣になってきた。
自分たちのチームはまあ大きな失敗もなく次のチームに無事バトンを渡し役目を果たしほっとした。
あー走り終わったー!とバトンを渡したその途端。。。私の足が急に前に出なくなった。
……へっっ?
と思った刹那、前にすってーん!と両手をついて転倒。掌にすり傷ができそこから出血。
……血だー(汗)いったーい!(泣)
もう、立ち上がる気力もなく地面であえいでいると、近くにいた同じ自治体の人が私の体を上に引っぱり上げてくれた。
やっと立ち上がり、歩き出すと。。。
や、や、これは。。。まずい。。。もも。ももが痛い。。。
筋肉痛なのか?ももを上げると痛くてどうしようもない。。。
ふだん使わない筋肉をつかったからだろうか。知らず知らずのうちに、筋肉にへんな力が加わっていたのかもしれない。
……少ししたら治るだろうか?一時的なものなのか。。。
不安をかかえながら、両脚のももが筋肉痛のむねを元締めの人に伝える。。。
みんな心配はしてくれているが、もう少し様子を見てみようということになった。
私の頭の中では、これで「リレーの選手という重圧から逃れられる」という安心感と、「ここで逃げる気か?」という自責の念の両方の声がこだましていた。
……結果。筋肉痛がひくどころか、ますますひどくなり、ももが上がらなくなったため、あえなく違う人にリレーの選手を交代してもらった。
ああ。なんか情けない幕切れだなあ。。。
まあ、リレー選手♪という夢を見させてもらった…ということでこの運動会に参加した意義があったかも。。。とひとりで納得していた。いや強引にさせていた。
……ん。いやまてよ。。。
それ以上に収穫があったのは。。。地域に友人ができたこと!かもしれない。
運動会の翌日仕事から帰ってきてポストをのぞいたら、小さな茶色の紙袋が入っていた。
元締めの人からのメッセージと大量の湿布。
……なんだかとってもうれしかった。
……でも成年男子リレー選手のように、来年に向けて今から走りこむほどの意欲はさすがにないなあ。。。期待してくれてるようだけど(Aさんごめん!)。
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