ガーベラ・ダイアリー

日々の発見&読書記録を気ままにつづっていきます!
本の内容は基本的にネタバレです。気をつけてお読みください。

図書館へ行った③

2006-06-23 | 日々のあれこれ
最近リニューアルしたS市の図書館へ行って来た。
外観は、ガラス張りのいびつな三角すい(実際の形は不明)で、そのガラスに鉄筋が格子状(ひし形)に組まれている。なんとも近代的な建物だ。

入口付近は、光が全面から入るのでとても明るい。奥に入ると多少落ち着いた雰囲気になるが。

全部で10階建て。実は今日はじめての来館だったので、全部のフロアーに用もないのに行ってみた。いくつか驚いた点を紹介してみたい。

まず「music room」があったこと。個室になっており、その中には電子ピアノと譜面台そして椅子がおいてあった。

次にものすごく広い「コンピュータールーム」があったこと。いや「ルーム」というより、そのフロアー全体が「コンピューター」とそれを「操作する人」で埋め尽くされている。しかも誰ひとりしゃべらず、わき目も触れず、もくもくと画面に向かっている。一種独特の雰囲気が漂っていた。台数もざっと見ただけで100台くらいはあったのではないか(長机に人がずらりと腰掛けている情景を思い浮かべてください)。

それと、「子どもの本」コーナーが広く、本も充実していた。手塚治氏の「鉄腕アトム」と宮崎駿氏の「となりのトトロ」の英語版が入口の目立つ所に、紹介されていた。

また、貸し出しも自分でコンピューターですることができる(これは、地元の図書館でも同じ)。しかし、その機械がすぐれもので、コンピューターの横に白いプラスチックの板がある(大体本が4冊並べられるくらいの大きさ)。そこに本を重ねないように置く。上下は気にしなくてよい。

そして、タッチパネルの「貸し出し」のボタンを押すと、4冊一編に登録されるのだ。地元の図書館では、1冊ずつ「ピッ」とやらなくてはならないのにー。最後に借りた本のリストを印刷したものを希望すると、レシートのように出てくる。

また、いろいろな国の本も充実していた。日本語の棚に行ってみたのだが、驚いたことに「少女漫画」が置いてあった!文庫本ならまだわかるが、月刊雑誌(花とゆめ、なかよし、りぼん)なども!当然発行年月日は古い(平成10年など)のだが。

そこのフロアーの床が凝っていて、木に各国の文字が彫られている。しかも反転して。中国語、韓国語、フランス語、スペイン語…。アラビア文字もあった!
ちなみに日本語もあったのだがその彫られている文章が「東京会館に行ったときのことである」というものだった。なんの著作からの引用なんだろう?おもしろいものを選び出すなーとちょっと不思議に思ってしまった。

そんなこんなであっという間に時間が経った。ちなみにここは本は21日間借りられ、冊数の制限がない(受付の人は100冊までと言ったような気がするが。実際制限がないのと同じだろう)。ビデオ・CD類は1週間だそうだ。

ここの建物、施設、本の充実度などなど申し分がない。が、ひとつ難をいうとS市の中心部にあるので、「駐車料金」がかかってしまうことだ。短い時間なら無料だが(私の記憶がただしければ)、一度入ったらそう簡単に出でられまい。ちなみに今日支払った料金が$6だった(1.5時間~2時間くらい)。

とても楽しい図書館ツアーだった。が、今後は地元にない本をめざして来るのが賢明かと思われる。


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