内藤牧師のブログでコメンテーター

人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。

第281回 「大相撲2023年5月場所」

2023-05-23 23:27:37 | 日記
 ブログ記事をしばらく更新できないでいましたが(ただの怠慢により)、久々に、現在行われている大相撲5月場所から色々と語ってみたいと思います。

 私が今、最も注目している力士は、幕内に入って2場所目の北青鵬です。彼は元横綱・曙(あけぼの)と同じ身長は204センチ、体重は177キロ。幼少から北海道札幌で過ごすものの、モンゴル生まれのモンゴル人。ゆったりとした相撲で、相手に押されても慌てることなく、土俵際で逆転の上手投げをよく見せます。10日目は幕内上位の実力者・明生との一番が正にそれで、土俵際に押されながらも、やはり、逆転の投げを打ち、勝利します。現在8勝2敗で、いきなり優勝の可能性も否定できません。

 次の注目力士は、現在、十両で10勝無敗の落合です。先の北青鵬と同じ、元横綱・白鵬が親方を務める宮城野部屋所属です。身長は181センチで力士としては大きいとは言えませんが、取り口が正攻法で、組んで良し、押して良し、相手を土俵際で押し出すときには、しっかりと腰を落として万全な形で勝負を決めます。あまりに出世が早く、まだ髷(まげ)が結えず、髪をオールバックで固めています。年齢は若いのに、引き締まった勝負師の表情をしています。既に相当な実力を持っていると感じます。

 ちょっと番外と言いましょうか。現在、幕内の下位で伸び悩んでいる王鵬です。彼は元大横綱・大鵬の孫です。つまり、お母さんは大鵬の娘さん、お父さんは、元関脇・貴闘力です。身長は190センチ、体重は178キロですから立派なものです。ある意味、相撲界のサラブレッドとも言えますが、それだけに昔からの相撲ファンには期待されていると思います。しかし、相撲の取り口が優しいと言いましょうか、殺気立ったところが全くないのが欠点とも言えます。もっと前面に厳しさを出して、勝負にこだわった相撲を取って、上位に駆け上がってもらいたいところです。

 最後は、郷土力士です。私は愛知県出身ですが、今は宮城県人です。宮城県出身のお相撲さんは、昔は青葉山とか青葉城がいました。それからしばらく過ぎて五城楼(ごじょうろう)という関取がいました。それ以来の関取が時疾風(ときはやて)です。小牛田農林高校出身で、東京農業大学の途中で大相撲に入り、現在、十両です。身長は178センチ、体重は125キロ、一般人なら堂々たる体格ですが、相撲界では小柄です。逆に言えば、大型化が著しい相撲界で、よく関取になったものです。

 旧約聖書の創世記32章には、相撲に近い、レスリングかモンゴル相撲のような形でヤコブが神の人と戦った記事が出てきます。ヤコブは夜明けまで彼と格闘しました。勝負がつかず、神の人は「わたしを去らせよ。夜が明けるから。」と言いますと、ヤコブは「私はあなたを去らせません。祝福してくださらなければ。」と言います。そして、その人は「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない。イスラエルだ。あなたは神と戦い、人と戦って、勝ったからだ。」と言い、ヤコブを祝福します。この記事は実に暗示に富んでいます。イザヤ55:6には「主(創造主である真の神様)を求めよ。お会いできる間に。近くにおられるうちに、呼び求めよ。」とあります。真の神を求め、真に価値ある祝福を自分のものとしましょう。
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