老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

大阪府立大学の真価

2010-06-23 07:01:36 | 大阪府大
先月末の朝日新聞大阪本社版朝刊に大阪府立大学は全面広告を出しました。
そのタイトルが「大阪府立大学の真価」です。

朝日新聞が監修している「大学ランキング」を関西に注力して分析した「関西の大学力」
の特集に連動したものです。(以下、中村編集長のインタビューを一部引用)

「大学全入時代」といわれる今、大学の真価が問われています。時代や環境の変化に
対応した改革を続ける大学の姿を3つの「シンカ」のキーワードのポイントで追求して
います。

1.進化:どのように発展を続けているか
2.深化:大学のアイデンティティーは何か
3.新加:新しく加わったトピックスは何か

この春の大学入試の傾向は、「地元志向」、難関校に背伸びをしない「安全志向」、
教員養成などの「資格志向」の大きく3つの特徴がありました。これは受ける方の
変化です。

一方、大学の教育内容の変化として感じるのは、「面倒見の良さ」です。(私の学生
の頃に比べると雲泥の差です)特に「初年次教育」です。(これは大阪府大で一番
力を入れているところです)

初年次教育の大切さを語った 「やる気スイッチ」:

さて、大阪府大の3つの「シンカ」というと
1.進化:2012年から融合型の新学域を構築する
     理系研究を更に進めるために、それを支える文系の教育研究も継続し、
     分離区別なく融合した本来のサイエンスを追求します
2.深化:環境学で人間の幸福を考える
     それぞれの研究分野を超えて連携する学際的な教育研究を行なって、
     社会を牽引するリーダーを多数輩出し、世界で活躍する人を育てる拠点
     です。「国際環境活動プログラム」をベトナムのハロン湾で4月にスタート
3.新加:大阪産・電気自動車を開発する
     この4月に「EV(電気自動車)開発研究センター」を開設し、応用化学、
     電気情報システム工学、機械工学、経済学などの研究者が結集しました。
     大阪EVアクションプログラムと連携して「大阪産EV」を作ります

最後に奥野理事長・学長の言葉を、「目指す融合分野を研究するには、ディベート
(議論)だけでなく、ダイアローグ(対話)が重要です。相手の主張に耳を傾け、
納得できれば自分の考え方を変えていく。自分自身の垣根を超えられる勇気ある学生
を育成したい」   

一昨日の「ベンチャーカフェ」で学生から「大学の勉強は企業で役に立ちますか?」と
質問を受け、「社会に出て問われるのは、大学時代に何を体験してきたか、どんな
能力を身につけたかということ」と答えました。

「ベンチャーカフェ」の2回目とYATAI記事

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。