老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

後輩の作陶展

2008-11-11 19:56:55 | 学生時代
今日、仕事が終わってから大阪梅田の「ギャラリー輝」へ後輩の「木村和裕
作陶展」の作品を見に行きました。

同じ中学校と高校の後輩ですが、5つも歳下ですから同時期に通ったことは
ありません。また、クラブも一緒では無いので、通常は先輩後輩の間柄は
発生しません。

私のバドミントン仲間の無二の親友のY君の家は、中通商店街にあった本屋
でした。その近所に特定郵便局がありました。私の大学時代のある日、
いつものようにY君の本屋にタダ読みをしていますと、そこに来ていた
中学生の後輩をY君から「近所の郵便局の息子だよ」と紹介されました。

その後時々遭うと、いつも直立不動で「先輩、よろしくお願いします」と
挨拶をする律儀な青年でした。後輩が高校生の時、「将来、何になるの?」
と聞くと、「一級建築士です」と明確に答えたのを今でも覚えています。
「え、郵便局を継がないの?」と思わず言ってしまいました。

あれから40年経ちましたが、後輩は夢を実現して自分の事務所を構えて
個人住宅を設計しています。小さい時の夢を実現した数少ない例です。

15年ほど前から、陶芸とお茶の趣味を持ち、自分の家の屋上に釜を持ち
お猪口からお茶わん、花瓶など幅広く手がけています。自分が作った
お茶わんで抹茶を立てて飲むのが楽しみだそうです。今日もお手前を披露
していただき、およばれしました。

陶芸作品の横に最近の個人住宅設計の成果を写真で展示していましたので、
見ていますと、奥様が「もう少しこちらに精を出して欲しいんですが」
後輩が横で苦笑いをしていました。

お土産に頂いたお猪口で、冬を楽しみます。


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