老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

「新規事業立ち上げ・運営するために必要な条件」大江建 今から取り組む新規事業創出セミナー

2008-03-09 15:15:35 | シリコンバレー
一昨日の金曜日の午後、大阪梅田にある中小機構の経営支援プラザに
今から取り組む新規事業創出セミナーの基調講演「新規事業立ち上げ・
運営するために必要な条件」大江建氏を聞きに行きました。

大阪産業創造館(大阪市)と中小企業基盤整備機構 近畿支部、そして
ロボットラボラトリーの3つが主催する珍しいイベントでした。

ロボットラボラトリーは平成16年11月にオープンした、大阪市の
次世代ロボット産業クラスターの形成の戦略的な推進拠点です。

最近、ある研究会でロボットラボラトリーリーダーの石黒周氏に
お会いしてから、このテーマ「ロボット」に興味を持ち追いかけています。

ただ今回のセミナーに参加した理由には、もう一つの大きな理由が
あります。それは基調講演をした大江先生とは15年ほど前から
お付き合いさせていただいています。

元の会社で社外出向から本社に帰り、会社として全く新しいサービス事業
を立ち上げる際に、上司のM本さんから紹介されました。今回講演された
内容を実際の事業探索や事業戦略の立案のときに貴重なアドバイスを頂き
ました。

特に10年前にシリコンバレーへ駐在する時は、米国人のコンサルと連携
して、サポートしていただきました。駐在事務所のあるサンノゼまで
心配して?、様子を伺いに来られました。

私が帰国しますと、大江先生は早稲田大学の教授となられてアントレプレナー
やインキュベーションを推進され、私の定年退職までご指導を頂き
今でも時々メールでやり取りしています。今日もメールが来ました。

「新規事業立ち上げ・運営するために必要な条件」
  -飛躍する製造業の成功へのポイント-
        早稲田大学 産学官研究推進センター 
              インキュベーション推進室長 大江建氏
気になるメモ:
・情報時代の特徴
 ①不確実性が高い
 ②起業家精神を発揮するかで、勝ち組と負け組みに分かれる
 ③顧客がニーズを主導する→お客様は神様から人間になった
・成長機会に挑戦する
・成長目標と利益目標を達成するための5つの戦略例とツール
 ①製品・サービスの顧客体験の改善:消費チェーン
 ②製品・サービスの改善:アトリビュート分析
 ③ビジネスモデルの見直し:事業単位の分析
 ④業界の変動予測とその利用:業界変化の分析
 ⑤革新的な新事業の創造:地殻変動の分析

・戦略を推進するためには仮説のマネジメントが重要
・21世紀の経営
 ①競争優位性の活用期間が非常に短い
 ②不確実性の高いビジネス環境である
 ③ナレッジマネジメントから仮説のマネジメントへ

残念ながら後半のパネルディスカッションは、中小機構のコーディネーター
研修と重なったため聞くことが出来ませんでした。パネラーの元の会社の
T中開発部長(その当時)さん、ごめんなさい。
 


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