老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

3ヶ月ごとの会合 新年編

2010-01-10 06:02:00 | 勉強
昨日の午後遅く、大阪駅前ビルで勉強会「3ヵ月ごとの会合(通称:杉田会)
新年編」に参加しました。

毎年慣例で年末にやっていたのですが、今回は来年度の予算と税制が年末ギリギリ
に決定されましたので新年となりました。

今までの会合
2006 3ヶ月ごとの会合

2007 年末恒例「3ヵ月ごとの会合(S田会) 師走編」:

2008 3ヵ月ごとの会合 「暑気払い編」:

2008 年末恒例「3ヵ月ごとの会合」 08師走編

2009 3ヵ月ごとの会合 「ゴールデンウイーク編」:

2009 3ヶ月ごとの会合  「七夕編」 テーマ:「グリーン革命」:

今回の講義は、いつもの「内外経済の概況」と年末に発表された「新成長戦略
(基本方針)」でした。新成長戦略のほうは次のコメントのみ「新成長戦略は、
産業界へのメッセージが弱い」

気になるメモ:
日本企業の新興市場展開の課題
・この市場への海外展開の動機が日本と韓国で異なる。日本は、単なる
 国内不況の補填的市場であるが、韓国は欧米日の手付かずの市場と位置づけ。
 また、企業体力の比較では、日本は国内の競争が激しく収益性が低い。
 一方、韓国では業種ごとの企業が1,2社で国内競争が少なく、利益率が高い。
 自国と新興国で差の無い仕様にしているので利益率が高くなる。

・サムソンの経営手法
 ①事業の選択と集中、リスクをとる経営。ローエンドからハイエンド
 ②過剰品質を避ける
 ③体感不良率での対応(総販売台数に占める不良品の数ではなくクレーム件数
  の比率) 
 ④品質の見える化 過剰品質を避け品質の差の見える化
 ⑤製品仕様のカスタマイズ化 開発組織の現地化、ローカルエンジニアの採用

・BOPビジネス
 世界人口の約72%の相当する約40億人が年間所得3000ドル未満の
 収入で生活しており、その層がBOP(Bottom of Pyramid)と位置づけられる。
 ①BOP層を巻き込む(パートナーシップ)
 ②BOP層の生活向上(貧困削減)
 ③慈善事業ではなく本業(収益の確保)
 ④持続可能性の確保(サステナビリティ)
 BOP層自身がビジネスの担い手 消費者であり生産者であり販売者

また新しいことを教えていただき、刺激を受けました。有難うございます。


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