老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

その街の今は 柴崎友香著

2013-04-28 18:56:58 | 読書
昨日の夜、大阪難波の大阪府立大学の新しい拠点「I-siteなんば」で第4回植本祭
「その街の今は」から考え、語り合う大阪があり参加しました。参加するので
テーマに沿った1冊の本を持って行き、その本を自己紹介の時に紹介し、寄付しますので
読破しなければなりません。

第1回植本祭 まちライブラリー@大阪府立大学

大阪の昔の街の風景が大好きな28歳女性と、その周りをとりかこむ人々のお話ですが、
大阪市内で生まれ32歳まで大阪市内で生活して暮らした私にとって小中高から大学
勤め始めの頃、そのものの話です。

私の小学校の友達が喫茶店コパン(安藤忠雄設計打ちっ放し)を経営していたこともあり、
そこで繰り広げられる光景は全く同じでした。中小企業の社長のおっさんさんから
商店街の店の経営者のおばちゃんがそれぞれいつも同じ時間に来て駄弁っていきます。

コパン まちづくりフォーラム 安藤忠雄氏

コパンの前の泉尾中通商店街を自転車でかけ抜けるのも同じような状況でした。

また、大阪の古い写真から「ここが昔どんなんやったか、知りたいねん―。」という
この本の主題はよく分かります。映っている人の姿に見入り、思いを馳せる。
何気ない日常がそこにあります。

コパンのカウンターでマスター(小学校時代の友人の経営者)と駄弁りながら
テーブルの談笑が聞こえてくる自分を覚えました。


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