老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

企業等OB人材登録

2007-06-14 21:57:05 | お仕事
中小機構(中小企業基盤整備機構)から「経営実務支援アドバイザー」と
「販路開拓コーディネーター」の今年度(H19)の登録更新の依頼が
先週末に来ました。

その「経営実務支援アドバイザー」書類の中に、「商工会議所の企業等OB
人材活用推進事業(OB人材マッチィング事業)への登録ご検討のお願い」
が入っていました。

中小機構の「経営実務支援アドバイザー」は原則、商工会議所の
「企業等OB人材活用推進事業」に登録していただくこととなっている
とのこと。

大阪へ出かける機会があり、大阪商工会議所のなかにある「企業等OB
人材マッチィング大阪協議会」へお伺いして説明を聞き、昨日書類を
作成して、今日提出して登録番号を頂きました。

丁度、就職するときの「履歴書」と「職務経歴書」がデータベースに
し易くするために記号がフンダンに入ったものです。

一体この「企業等OB人材活用推進事業(OB人材マッチィング事業)」
の評判はと思い、昨年10月の「OB人材・活用企業実態調査」を見ます
と次のようでした。

<活用企業から見て>
・事業を利用した理由:豊富な知識やノウハウを持つ人材が活用できる
・マッチィング成立までの期間:1ヶ月以内
・そのOB人材を選んだ理由:専門知識、技術、ノウハウそして実務経験
・OB人材活用期間:平均すると8.4ヶ月
・活用内容:回数→平均20.1回、頻度→1ヶ月1回、1回当たり半日
・活用分野:製造業は技術、製品開発。生産管理。販売、マーケティング。
      非製造業は経営企画、戦略立案。販売、マーケティング。
・報酬:1ヶ月当たりで支払い 152,338円
・報酬の決め方:内容に応じた個別交渉
・OB人材に対する評価と満足度:半数が成果あり。法務、特許。人事、
        労務管理で高い評価。期間が長いほど高い。
・成果の内容:社内の人材育成。社内制度の整備。

<OB人材から見て>
・登録理由:自分の知識、ノウハウ、経験が生かせるので。
・活動状況:マッチィングを受けて支援した人は、23.9%、4人に1人
・支援案件:満足 59.6%、3人に2人。
・報酬:満足 45.3% うーん半数に満たない
・報酬の決め方:目標を設定し双方で調整を希望している
・今後の参加:今後も参加 76.1%

この事業に限らず「企業等OB」活用形態としては、「顧問契約」
「短期アドバイザー」「契約社員」で正社員としての雇用は少ないが、
自社が必要とする経験やノウハウの助言や指導受けたいというニーズは高い
ようです。

「企業等OB人材マッチィング大阪協議会」に限りますと、800人ほどが
登録していて、昨年のマッチィング成約数は70件で1割も満たなかった
ようです。

中小機構の「経営実務支援アドバイザー」と商工会議所の「企業等OB人材」
の大きな違いは、前者は固定の期間と報酬であるに対して、
後者は支援条件が当事者間の個別交渉であります。

早速、来週の「活用希望企業のニーズ分野別説明会」に参加してみます。


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