老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く  藻谷浩介著

2012-03-18 20:03:24 | 読書
先月のキノベスの講演会で「コミュニティデザイン」山崎亮氏が口にした本
「デフレの正体 経済は「人口の波」で動く」をやっと読みました。
本自体は1年半前に発行され、いろいろな反論が出て訴訟までになりましたので
良くご存知かと思います。

先月のキノベスの講演会 建築家の育て方、コミュニティデザイナーの育て方
 
本の案内には、「生産性の上昇で成長維持」という、マクロ論者の掛け声ほど
愚かに聞こえるものはない。日本最大の問題は「二千年に一度の人口の波」だ。
「景気さえ良くなれば大丈夫」という妄想が日本をダメにした。これが新常識、
日本経済の真実。とあります。

経済を動かしているのは、景気の波ではなく人口の波、つまり生産年齢人口=
現役世代の増減。これは団塊世代の走りである私には大いに関係のある話です。

生産年齢人口減少に伴う内需の縮小。これを国勢調査のデータを使って説明
しています。失業率や前年比という比率でモノを見ずに、額の実数で見る、
そうしないと全体が見えないということを知りました。

そう言えば、新入社員のころは受注、売上、利益と額で追及を受けていたのが、
いつの頃からか利益率、ROI(return on investment)など率で追及を受ける
ようになりましたね。

読んでいて、いろいろと気づかせてくれるヒントがありました。


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