老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

イヌワシとクマタカ、彼らの見つめるその先は -フィールドからの報告-

2014-09-14 13:20:33 | お仕事
先週水曜日の夜、大阪西梅田のガーデンシティクラブ大阪で大阪府立大学の
校友会と陵友会(経済系同窓会)の共催の第33回校友懇話会を開催しました。
講師は井上剛彦氏(獣医学科卒 極東イヌワシ・クマタカ研究グループ代表
滋賀県衛生科学センター所長)で「イヌワシとクマタカ、彼らの見つめる
その先は-フィールドからの報告-」です。

前回の校友懇話会 日本の食糧事情&食品流通の実情と課題

今まで余り知らなかった猛禽類の実態、日本における生息状況や保護の課題などを
教えていただきました。特にワシとタカの日本の文化と大いに関わって繋がりが深い
ことに驚きました。

講演会の様子: 

最後に訴えられた次の言葉に心を打たれました。
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例えば、イヌワシが絶滅しても社会生活はなんら変わることはない.
しかし、ひとたび絶滅してしまうと、共存していた頃のヒトの精神的な豊かさは
失われ、他の生物に対する敬意や生命への感性は確実に衰退するであろう.
いままで共存してきた野生生物は、論理的な説明無しで次の世代に引き継ぐべき
大切な資産である.
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講演の後の参加者からの質問でことのキッカケを聞かれて「山に登って目の前に
イヌワシを見たとき、存在感に圧倒された。その感動が忘れられない」

写真はイヌワシが遊び(訓練?)をしているところです。空中から小枝を落として
それを捕まえる遊びです。

丁度、Facebookにタカの動画がありましたのでご参考まで。但しフィクションです。

動物に教えられることが多々ありますね。


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