老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

流星のごとく 御算用日記 六道慧著

2010-04-13 06:03:26 | 読書
私には通勤の読書は推理小説に限ります。実用書は集中できません。時代推理小説の
御算用日記の第4弾「流星のごとく 六道慧著」を読んでいましたが、もう少しの処で
週末になったのでこの土日で残りを読みました。

第3弾 まことの花 御算用日記 六道慧著

幕府御算用者・生田数之進は、いつもとは違う方法で、筑後国鶴見藩に潜入しています。
走り者(逃亡農民)が続発し、財政は苦しいはずなのに、なぜか贅沢を続けられる藩。
その調査を続けるうち、明らかになる驚愕のからくり。そして、その奥には、
さらに根深い陰謀が…。と「BOOK」データベースにあります。

まず、この文庫本の表紙の絵が気に入ってます。今回は軽妙なタッチで描かれた人物画
の目に行きました。青あざが意味深。

もともと時代推理小説なのですが、キャラクター小説でもあります。特に主人公、
生田数之進の姉二人はまさにそれです。姉の冨美は「着足りぬ姫」、今風に言えば
ショッピング依存症、妹の三紗は「食い足りぬ姫」で大食い大会の覇者でしょうか。

この美人ですが欲深い姉妹が自分達が作った借金を省みず次々とやらかしてくれます。
これがまた面白いと言うか身につまされます。これでもかと私に難儀を起してくれる
我が家の女性陣にオーバーラップするのですが、、、。

これから先の対策と免疫を増やすためにも第5弾を読みます。


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