老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

大阪エイジクラブ(北村英治 Jazz Concert 2008)

2008-11-09 18:09:52 | JAZZ
週半ばに引きかけた風邪を強力な「花粉症」の薬で追い払い、土曜日に
カミさんが1年前から予定している大阪エイジクラブの「北村英治 Jazz
Concert 2008」の大阪千里中央のよみうり文化ホールへ同行させて
いただきました。これで、3年連続です。

やはり年配者が多いです。それもご夫婦、私と同じような立場なのでしょうか。
これも良しと思うようになりました。

昨年の「北村英治 JAZZ CONCERT」:

今年のサブタイトルは、「円熟の技 心暖まるクラリネットの競演!」で、
次のメンバーの演奏です。(敬称略)
北村英治(Cl)
村井裕児(Cl)
竹下清志(P)
石川潤二(Dr)
荒玉哲郎(B)

一部の終わりのごろに、村井先生の登場です。先生と呼ばれるのは、
昨年、東京芸大の音楽部教授を退官されたからです。また、1981年
から北村英治氏を指導されていますので。

一部の村井先生の演奏は、クラシックの曲を演奏されました。他の楽器
バイオリンなどのパートをクラリネットで聴きました。こんなに美しい
クラリネットの音を聴いたのは初めてです。

北村英治さんが村井先生をしゃべらせようとするのですが、あんまり
お話をしません。昔の東海林太郎さんのように直立不動です。
北村さんがクラリネットを師事されているときの再現です。

お二人が時報をクラリネットで演奏した瞬間、違いがはっきり分かりました。
村井先生の音の美しさが。
ところが、二部になって村井先生もジャズを演奏するとなったら
立場が逆転です。攻守交替です。

村井先生は、アドリブを書いて用意されいたようですが、北村さんは
お構いなしです。スイングの仕方、曲への乗り方を伝授するのですが、
直立不動です。腰をリズムにのって動かしません。

北村さんが「クラシックは白い音符どおりに演奏しますが、ジャズは
その白い音符の中に自分の気持ちを書くのですよ」を指導する場面も。

最後の方では、村井先生が足踏みをして、お腹をせり出して「く」の字に
演奏する姿を見て感動しました。

北村さんは来年80歳になられます。村井先生は11歳下だそうです。
ますますお若いお二人を見てパワーを貰いました。

そして、お二人がこの歳になられても新しいことにチャレンジする姿を
見せ付けられて、自分の甘さを見つけました。


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