「orange−オレンジ−」

朝ドラ「まれ」の土屋太鳳と山崎賢人が主演の青春ラブストーリー。
原作を知らないので何とも言えないが、まずこの内容で139分は長すぎ。
途中何回もエ？まだ続くんかい？という気分になった。ラブコメでなく
自殺防止という重いテーマなのでもちろん忍耐力は必要となってくるが
それでもこれは長すぎ。説得力を持たせる以前に観客を疲れさせている。
イメージ通りに演じたのであろう二人の演技には様々な意見はあろうが
とにかくまどろっこしい。彼の死の真相が中盤でやっと明らかになるが
その後の行動もまた行きつ戻りつで、長い。ただしこれは、自殺願望に
とりつかれた少年が自身の感情のコントロールを取り戻したり失ったり
の繰り返しをするので仕方ないかもしれないが…。辛い話でありながら
知り合った友人達の好意熱意で何とか人生を取り戻そうと奮闘するのが
確かに青春という感じで微笑ましいが、後悔の原因を作ってしまった
親側にはどうして自分の子供を信じてやれないんだという怒りが募り
不幸な人生を嘆く以前に我が子を笑顔で送り出してやれと思うばかり。
転校先でいい友人達に巡り合えて本当に良かった。長生きしなさいよ！

(失った命は取り戻せないのが現実。辛い最中でも選択は間違わないで)

★★☆

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