シーエッグのスタッフブログ

西伊豆・田子にあるダイビング・サービス、シーエッグダイバーズのスタッフが写真と短い文章で田子の暮らしを紹介します。

アナフィラキシー

2022年08月27日 | 暮らし
お店から港に行く途中、漁協の倉庫前に駆除されたハチの巣が落ちてます。



平べったいハニカム構造の蜂の子を育てる育房が丸見え。

蜂は種類によって巣の形が違い、人を刺す3種類の内、1番おとなしいミツバチの巣は平面ですが、1番危険なスズメバチの球体の巣も中には平らなハニカム構造の育房が何層もあるので、バラした状態ならこんな感じかも。

ちなみに裏、B面はこんな感じ。



人を刺すハチの毒液には、アレルギーを招くさまざまなアレルゲン(抗原)が含まれています。初めてハチに刺されると、体の中でハチ毒に対するIgE抗体というアレルギー反応を起こす物質が産生され、「感作」された状態になります。初めて刺された人のうち、感作される人は1~2割程度。

感作された人がハチに再び刺されると、約17~20%がハチ毒アレルギーを発症、皮膚の赤みや、かゆみ、むくみなど皮膚症状、咳や喘鳴、息苦しさなどな呼吸器症状、腹痛・吐き気や嘔吐、下痢など消化器症状など、アナフィラキシー症状が出る。そのうち数%は意識障害、急激な血圧低下といったショック状態が起こって死に至ることもあり、発症するまでの時間が10~15分と短く、さらにアナフィラキシー発症から心停止までの時間は、わずか15分と、救急車が間に合わない場合も…。

ハチ毒によるアナフィラキシーには、複数のハチに攻撃されて、何カ所も刺されてしまうと、多量のハチ毒注入によって起こることもあるとか。

ハチに刺されて抗体ができるまでは早くて1〜2週間、普通は1か月ぐらいかかり、その後は刺されなくても体内で抗体がしばらくつくられ続け、1回刺されてから1、2年以内に再び刺されると、アナフィラキシーの起こるリスクが非常に高く、抗体ができてから5年、10年経過すると、抗体価が徐々に下がってアレルギー症状が出づらくなっていくらしい。

ハチ毒の成分は、ハチの種類によって違うので、スズメバチ、次にミツバチに刺されてもアナフィラキシーにはなりませんが、スズメバチ科のアシナガバチだと、次にスズメバチに刺されるとアナフィラキシーの可能性があるって。

ひっくり返したら育房に溜まってた雨水が出てきた。はちみつみたい。^_^



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