以前も紹介した SDP の新しいベンチマーク集のサイトがある。簡単に言うと n_SDP とは SDP の変数行列のサイズで m_SDP は制約式の数になる。例えば以下の Truss502_ful は性質的には low rank になっているので、陽に行列として扱わなくでも良いのだろうが、それにしてもサイズが大きすぎる。こんな問題を普通に解こうとすれば現在の枠組ではまず無理なので、全く新規に開発を行う必要がある(速度が遅くなっても良いとか、ストレージを使って良いならば出来ないことはないが)。一方 r3_l のように n_SDP と m_SDP が数万程度ならばクラスタ計算機などで SDPARA を使えば解くことができる。この問題は小さなブロックが多いのでメモリ消費量は減って、その点では解きやすい部類に入る。
Instance | Size (MB) | Optimal value | n_SDP | m_SDP | n_max | Structure |
---|---|---|---|---|---|---|
r3_l | 37.279 | -3.9587422e-01 | 72932 | 27555 | 11 |
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Truss502_full | 309.305 | 4557679 | 1141303 | 1509 | symmetry low rank |