最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

GridMPI と SDPARA その4

2006年07月02日 22時32分14秒 | Weblog
数値演算ライブラリとして ATLAS を用いているが、ATLAS だけが原因に絞られてきた。

クラスタ A (CPU 64bit Xeon 2.8GHz, OS は Fedora Core 3 for x86_64)
クラスタ B (CPU 64bit Opteron 2.0GHz, OS は Fedora Core 4 for x86_64)

クラスタ A で ATLAS 3.7.11 を make する。両方とのクラスタとも SSE3 対応だが、SSE3 は切ってしまう。

Make.Linux_HAMMER64SSE3_4 のファイルの中だが、以下のようにオプションを変更する。

ARCHDEFS = -DATL_OS_Linux -DATL_ARCH_HAMMER64 -DATL_SSE2 -DATL_SSE1 -DATL_USE64BITS -DATL_GAS_x8664 -m64

F77FLAGS = -O2 -msse2 -mfpmath=sse -m64

CCFLAG0 = -O2 -msse2 -mfpmath=sse -m64

要するに SSE2 を使用させるようにしている。クラスタ B では ATLAS の make に失敗するので、クラスタ A でATLAS を make して クラスタ B に持ってくる。
とりあえずこのクラスタ環境では、これで一応精度の問題は解決。
コメント
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